【これは10点満点】二足歩行から完璧なでんぐり返しをする猫が目撃される→まるで体操選手のような身のこなしだと話題に

両手を床についたまま、ごろんと前方に1回転するでんぐり返し。

でんぐり返しをする幼児のイメージ写真

マット運動における基礎的な動作として知られていますが、アライグマやパンダなどの動物では、でんぐり返しができる個体も存在します。しかし、立った状態からでんぐり返しができるのは人間だけのはず(当編集部調べ)。

ところが日本のとある旅館では、二足歩行の状態からでんぐり返しをする猫の姿が目撃され、その映像が話題になっています。

桐屋旅館の猫スタッフ
一匹の茶白猫が現れる

冒頭のシーンでは四足歩行の状態で、特段変わったところは見られないこちらの猫ちゃん。気になるモノでも落ちているのか、下の方を見つめています。

すると次の瞬間、パッと後ろ足で立ち上がり、そのまま2歩3歩と歩き始めます。

ちょっぴりぎこちない動きながら、どこにも掴まらずに歩くとは、何という見事なバランス力。猫は普段から2本足で歩こうと思えば歩けるのかもしれないけれど、その必要性がないため4本足で歩いているだけなのかもしれない。そう思わせられる光景です。

2本足で直立する猫
きれいな直立姿勢
二足歩行で歩く猫
自然と右足を前に出して
二足歩行で旅館の中を歩く猫
お次は左足をよいしょっと

そして、圧巻なのがその直後の動き。歩いた勢いを利用してそのままごろんと前方に倒れ込みます。

二足歩行からでんぐり返しをする猫
ここからスタートにゃ
猫がでんぐり返しをする光景
そろえた両足が美しい
猫のでんぐり返し
ごろんと回転して
でんぐり返しで着地する猫
軽やかな身のこなしニャ

一般的にきれいな前転をするには、後頭部→背中→腰の順番で床に接触させ、体のラインを丸めながら回るのが良いとされていますが、この猫ちゃんのでんぐり返しは正にそれ。勢い余って跳ね返ってしまうほど上手に回転しているのが伝わってきます。

この動画は7月1日にTwitterへ投稿されると、8,000件を超えるリツイートと4万件の”いいね”を獲得。ツイートを見たユーザーからは「すごく可愛いです」「綺麗なでんぐり返し」「動きがすごすぎる」「まるで体操選手みたい」「朝稽古かな」といった驚きのメッセージがたくさん寄せられ、大きな反響を呼んでいます。

動画が撮影された場所は、長野県野沢温泉村にある桐屋旅館(きりやりょかん)。写っているのはムギちゃんという1歳のメス猫です。

桐屋旅館の看板猫、ムギちゃん
実はこんな美猫ちゃん

当時の状況について、飼い主である旅館の方にインタビューをしてみたところ、猫のでんぐり返しを見たのは今回が初めてとのこと。撮影当日のムギちゃんは、常連のお客さんから羽の付いたねこじゃらしをもらって、大変喜んでいたと言います。

しかし、遊んでいるうちに羽をむしってしまい、それを前足で持ち上げるような動きをし始めたのが、映像の冒頭シーン。とても軽い羽だったため、興奮して後ろ足で立ってしまったことが二足歩行に繋がった一方、捕まえた羽を離したくないムギちゃんは前足が使えない状態で歩行。そのタイミングでバランスを崩してしまったことから、でんぐり返しに繋がったのではないかと考えられるそうです。

初めて見た光景に飼い主さんは、「撮影しながらムギの様子を見ていて、笑いをこらえるのに苦労しました。率直な感想は”ネコってでんぐり返し出来るんだ…”です。おかしいのと、微笑ましいのと、驚くとの混ざったような感想です。」と当時の状況を振り返ってくれました。

でんぐり返しをした後の猫
猫の方はいたって真剣

そんなムギちゃんが、桐屋旅館にやってきたのは昨年のこと。

村内で居酒屋を経営している知人から、「お店の裏手で毎年ネコが産まれているけれど、野良ネコにするのは可哀そうなので、捕まえられたら旅館に持ってきて良いか?」とお願いされたのがきっかけ。当初は捕獲できなかったことから中々実現に至らなかったものの、昨年になり、親からはぐれてカラスに突かれそうなところを無事保護され、連れて来られたのがムギちゃん。

保護された時はとても小さく弱っていたので、友人の子ネコを育てるのが得意な人に1カ月ほどお世話を依頼し、9月の上旬頃にようやく桐屋旅館へお迎えすることができたのだとか。今ではすっかり元気になって、旅館のネコスタッフとして、お客さんの接客に努めていると言います。

スリッパを温める桐屋旅館の看板猫、ムギちゃん
スリッパを温めるお仕事も

その後も桐屋旅館では、新たに3匹の猫スタッフが仲間入りし、現在では9匹もの猫たちが生活。

旅館を営みながら猫のお世話をするのは苦労が多そうな気もしますが、その点については「性格もそれぞれなので、大変さは少々感じますが、元来家族も自分もネコ好きなので、苦労はあまり感じられません。ネコが好きで、また我が家のネコ達に会いに来て下さる方々が居て、とても幸せだと思います。」と、苦労を補って余りある幸福をもたらしてくれている様子が伝わってきます。

一方、コロナ禍においては「宿泊業はとても打撃を受けましたが、我が家のネコ達に癒され救われました。今ではネコ達が招き猫になって、お客さまを招いてくれています。」と、深刻な時期もあったそうで、そんな中でも一緒に乗り切ってきた家族のような存在であることを告白。

最後に愛猫たちへの思いについて聞いてみると「健康でストレス無く、長生きして欲しいといつも願っています」と、愛情たっぷりに語ってくれました。

取材協力:桐屋旅館 aka.ねこ宿(@kiriya_ryokan)さん

<参考>
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