「梱包完了ですニャ」1箱に1匹ずつ入る猫たちの収まり具合が良すぎて今にも出荷されそう
猫は狭いところを好み、箱を見つけるとついつい入りたくなってしまうユニークな習性があります。
大小どんなサイズの箱でも、たとえ入り込むのが難しそうな箱であっても、とにかく“箱”という空間があったら無視することができません。そして、猫をたくさん飼っているお家では、箱を置けば置くほど猫が入り込むという、不思議な光景が見られることもあるようです。
11匹の保護猫と暮らしているXユーザーの猫じゃらし(@nekosama_18)さんが先日自宅で目撃したのも、そんな猫の箱好きがたっぷり伝わってくるシーンでした。

猫ちゃんたちの表情を見てみると、気持ちよさそうにウトウトしている子が多いですが、注目なのは2匹一緒に入れそうな箱があっても、1匹ずつしか入っていないところ。
誰かが特等席を独り占めしている様子もなければ、取り合いになった気配もありません。性格が異なる5匹の猫たちがまるで暗黙の了解で「1猫1箱」のルールを守っている姿は、それだけでちょっとした奇跡のよう。あるいは誰かが丁寧に猫を箱詰めしたかのような収納っぷりで、まるでこれから出荷される前の商品が並べられているようにも見えるユーモラスな光景です。
やっぱり箱📦️が好き💕#猫 #箱 #やっぱり好き pic.twitter.com/34mprzE2E0
— 猫じゃらし (@nekosama_18) July 28, 2025
飼い主さんは、猫暮らし歴が30年以上におよぶベテラン猫マスター。お家の中にはいつも空き箱がいくつか置いてあり、そのどれかに猫が入っているのはよくあることなのだそう。1つの箱に1匹だけ入っていることもあれば、複数の猫が一緒に入っていることもあったりと、その形態は時と場合によってさまざま。
そして、この日もダンボール箱の横を通りかかった時に、猫が入っているかな?と思いながら何気なく視線を向けてみると、目に飛び込んできたのが写真の光景で、「1箱に1匹ずつ猫が収まっているのは激レアなので、『誰かが起きる前に写真を撮らないと〜!』って焦りながらも、ゆっくり近づいて写真を撮りました。」と当時の様子を振り返ってくれました。

飼い主さんが部屋に箱を置いているのは、猫が隠れて遊んだりゆっくり寝られる場所を用意してあげることが目的。本来であればクッションや柔らかい素材の生地を敷いてあげたいと思っているけれど、粗相してしまう猫ちゃんがいるため、箱の中には敢えて何も敷かないようにしているのだとか。
しかし無機質な箱でも猫にとっては立派な寝床。四方を囲まれてのんびりできる空間があれば、それだけで十分なのかもしれません。

そんな猫たちは、飼い主さんにとって「いて当たり前」の存在。
インタビューの最後に愛猫への思いを聞いてみると、「自分に嫌な事があって何もしたくない時でもお世話をしなくてはいけないし、せっせと猫トイレを掃除しているのに早くご飯出せ!ってキレられることもあるし、病気になったり色んな出費もあったりと大変な事の方が多いかもしれないけれど、1回ゴロンとされると全てを帳消しにして笑顔にさせられる最強な存在です。」と語ってくれたほか、結婚する時に猫たちと一緒に嫁入りしたという微笑ましいエピソードも明かしてくれました。