猫がケンカでお腹を見せるのには意外な理由が…!100の疑問にQ&Aで解説する「ねこほん」

猫と身近にふれあっていると、何となく感覚的に分かってくることがある一方で、ひとつひとつの行動の裏には猫の本音が隠されていることもあります。

そんな猫の日常に潜む意外な行動や気持ちについて、ほんわかマンガを通して学べるのが昨年4月に刊行された書籍「ねこほん」。

ねこほん 猫のほんねがわかる本

本書は2匹の猫と暮らす夫婦の日々をユーモアたっぷりに描きながら、「猫についての100のギモン」をQ&A形式で解説。ネコ好きなら誰もが知っておきたい基本的な情報から、最新の研究で判明した目からウロコの知識まで、幅広く網羅されています。

【目次】
1章 猫には猫のりゆうがある
2章 かわいいのは生まれつき
3章 猫どうしはちょっとフクザツ
4章 嫌がらせしたいわけじゃない
5章 猫ってだけでひとくくりにしないで

例えばケンカになりそうな時にゴロンと横になり、弱点であるお腹を見せる行為。

こんな感じのポーズ

お腹を見せている時は「戦う意志がありませんニャ〜」と相手に服従の意思表示をしている——と思われがちですが、それは犬の場合のこと。猫の場合はお腹を見せる状況によってその意味が異なるというのです。

猫同士のケンカであれば、優勢な方が上から威嚇し、劣勢な方が体を低くするのが一般的。この時、劣勢の猫が仰向けになってお腹を出している時は決して降参しているのではなく、相手を迎え撃とうとしている状態なのだとか。



その理由について、本書では「あお向けの姿勢はお腹をさらすというデメリットはあるものの、4本の足で引っ掻いたりキックしたりできるという、大きなメリットがあるからです」と指摘。

なるほど、確かに上から襲いかかる場合は後ろ足で体を支えているため、攻撃できるのは前足の2本のみ。逆に寝転がっていれば4本の足で反撃することができますよね。猫目線で考えるとなかなか合理的な行為のように思えます。

下からの攻撃は意外と強烈ニャ

では相手が飼い主さんだった場合は、どのように解釈すればよいのか。

お家で飼っている猫を叱ろうとした時にこのポーズをとった場合、猫はお腹を出して「ごめんニャさい」をしているのではなく、逆に飼い主さんを迎え撃とうとして反撃の体勢に入っていると理解する必要があるとのこと。

愛猫がお腹を見せてきたら「可愛い奴め、許してやろう……」と思ってしまいがちですが、猫の立場から見れば、反撃されそうになるとケンカを止めるチキン野郎と受け止められる可能性すらあるといいます。

驚きの真実を解説

なんとも心外な話ですが、猫を飼っている人なら言われてみれば思い当たる節があるかも……といったところでしょうか。やはり猫は一筋縄ではいかない生き物です。

本書の著者は『うちの猫がまた変なことしてる。』(KADOKAWA)などの著作があり、2匹の猫を飼っているマンガ家の卵山玉子さん。

収録マンガはオールカラー

シンプルながら猫の特徴を捉えた絵には猫の仕草や動き、ポーズまで細やかに描かれているほか、監修は猫にまつわる書籍を数多く執筆している哺乳動物学者で、静岡県にある「ねこの博物館」館長も務める今泉忠明さんが担当。

読み物としても面白さと実用性を兼ね備えた書籍で、猫愛にも溢れているためネコ好きな人への贈り物にもぴったりな一冊となっています。

また、同シリーズとして犬の本音が分かる「いぬほん」も刊行されていますので、犬好きな人はそちらもチェックしてみては。

書名:ねこほん 猫のほんねがわかる本
著者:卵山玉子
監修:今泉忠明
発行:西東社
仕様:判型B6/192ページ

<参考>
ニャン語から体の秘密まで、猫の目線で学べる新感覚の実用書「ネコがおしえるネコの本音」
猫に関する問題を118個も収録!イラストや漫画を交えて楽しく学べる「にゃんこドリル」

情報提供:SEITOSHA Co.,Ltd.

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