「これは分かんないわ」クッションにしか見えない猫ちゃんの擬態っぷりがスゴすぎた
猫は液体のように体が柔らかくて変幻自在な生き物。時には部屋の中に置いてある別の物体に紛れて擬態していることもあります。
Xユーザーのなみお(@wavemomchan)さんが先日投稿した写真も、油断すると猫がそこにいることを見逃してしまいそうになる光景でした。

ソファの上に無造作に置かれている丸い物体。座るのにちょうど良いサイズ感といい、柔らかそうな質感といい、一見するとクッションが置かれているように見えます。
しかし、その正体は猫。頭から尻尾の先まで猫らしいパーツは何処にも見当たらないため、家具の一部と錯覚してしまいそうになりますが、よく見るとフェイクファー生地のクッションにしては何だか生命力をまとっている感じ。
そしてクッションの柄も人工物というよりは、自然が作り出した美しさを漂わせていて、そこに気がつけば動物である可能性が急浮上。思わず触って正体を確かめてみたくなるような佇まいです。
この写真を飼い主さんがSNSのXに投稿したところ、1万件を超える”いいね”が集まり注目の的に。写真を見たユーザーからは「これは分かんないわ」「見事な擬態です」「ドーナツ型クッション?」「猫踏んじゃったしたら大変」など、さまざまなメッセージが寄せられて反響を呼んでいます。

それにしてもこの猫ちゃん、なぜクッション化しようと思ったのでしょうか。おそらくこの形は頭から尻尾まで丸めて寝転がる通称アンモニャイト(ニャンモナイト)と呼ばれるポーズを背中側から捉えた構図。体を密着させた体勢になるため今の時期にはちょっぴり暑い気がします。
そこで飼い主さんにお話を聞いてみると、「この前に何をしていたのかは覚えていないのですが、ふと見たら丸くなっていました。写真を撮ったのは数年前なのですが、冬だったので寒かったのかもしれません。」と回答。寒い時期になるとよくこのように背を向けて丸くなるのだそうで、体温を少しでも閉じ込めようとした結果のポーズとして見れば納得の光景です。
この後、猫ちゃんは長いこと丸くなっていたものの、眺めているうちにツンツンしてみたくなってしまった飼い主さん。思わず触ってしまったところ、猫ちゃんは面倒くさそうに振り向いたのだとか。渋々ながらも相手をしてくれるところに猫ちゃんの懐の深さを感じさせるエピソードです。
この猫の名前はタロウくん。

実は2024年の元旦に腎臓病で亡くなってしまった猫ちゃん(当時11歳)。人間のことが大好きで、とても甘えん坊な性格の男の子だったのだそう。
そして、飼い主さんにとっては、一緒にいることが当たり前だった大切な家族同然の存在。「愛情表現もストレートで、甘えたいときはしっかり甘えてくるし、こちらをジッと見つめる目は熱いものがありました笑。なので亡くなったときはとても辛かったですが、たくさんの愛情をもらい、私たち家族のもとに来てくれたことを感謝しています。」と愛猫への思いを語ってくれました。
今回インタビューに応じてくれた飼い主さんは、現在も2匹の猫を飼っている愛猫家で、プラモデルを作るのが趣味。
1/144 HGキュベレイ
— なみお (@wavemomchan) June 3, 2024
完成しました〜(^O^)
数百枚のジオンマークを切り抜きマスキング塗装したのは狂気でしたね🤣
今回はちょっと時間かかりましたが、制作途中等のコメント等、お付き合いありがとうございました!
(1/4) pic.twitter.com/3GSO4zFchC
Xのアカウントではプラモデルの制作過程や完成品などが公開されているほか、2匹のキジトラ猫ちゃんたちの日常なども公開されています。
取材協力:なみお(@wavemomchan)さん