名古屋銘菓「なごやん」が「なごにゃん」に!猫の肉球をモチーフにした焼き菓子が登場→ネコ好き社員のアイディアから生まれた新商品だった
大手パンメーカーの敷島製パン(Pasco:パスコ)が製造販売を手がける名古屋銘菓『なごやん』から、猫の肉球をモチーフにした新商品『なごにゃん』が6月より発売されています。
1958年発売に発売された『なごやん』は、「地元・名古屋の人に、より親しんでもらえる名前を」という想いから『なごやん』と命名。
国産小麦のカステラ生地でまろやかな黄味あんを包んだ焼き菓子は、しっとりした食感とやさしい甘さが子供からお年寄りまで楽しめる素朴な味わいで、誕生から60年以上経った今でも名古屋生まれの代表的な銘菓として親しまれています。
今回新たに登場した『なごにゃん』は、 1個入・4個入の2種類があり、いずれもパッケージに楽しげな表情をした白猫をデザイン。グーンと伸ばしたお手々には可愛らしいピンク色の肉球がチラリと見えていて、ネコ好きな人なら思わず足を止めてしまいそうな可愛らしいパッケージになっています。
中身の商品はこの肉球をモチーフにした形になっていて、前足にある大きな掌球(しょうきゅう)と、4つの指にある指球(しきゅう)を焦げ目の付いたカステラ生地で表現。ぷっくりとした肉球の形は食べる前にツンツンしたくなるような見た目をしています。
カステラ生地の中に入っているのは『なごやん』と同じ黄味あんですが、さらにその中にホワイトチョコクリームが入っているのが『なごにゃん』ならではの特徴で、なめらかな食感とクリーミーな甘さを楽しめる味わいとなっています。
しかし、なぜ名古屋銘菓の猫バージョンを発売することになったのか。
同社によると、この『なごにゃん』はPasco社内の新商品アイデア募集コンテストから生まれたもので、入社20年目のネコ好き社員による提案がきっかけ。企画者自身が単身赴任をしている環境にあり、家族に名古屋土産を買って帰る際に喜ばせたいとの思いと、ダジャレ的な要素を掛け合わせて発想したのだそうで、猫モチーフの可愛い「なごやん」があったら手に取りたくなって、普段和菓子をあまり食べない人にも食べてもらえるのではないか、との思いも込めて企画を考案。
当初のネーミングは『にゃごやん』で考えていたものの、名古屋土産というイメージも訴求するのであれば『なごにゃん』の方が良いのでは?とのアドバイスを受けて、改良されることになったと言います。
一方、企画を形にする開発担当メンバーの中には「肉球のリアルさ、かわいさを追求したい」との思いから、実際に猫を2匹飼い始めてしまったというエピソードも。見た目だけでなく、触った時の感触も本物に近づけようと試行錯誤し、形や生地の配合にも工夫が施されているのだとか。
この『なごにゃん』は5月中旬より中部地区の一部コンビニエンスストアで先行発売されていましたが、6月1日より提供エリアを拡大。関東、中部、関西、中国、四国、九州地区のスーパーやドラッグストアなどにて販売されています。
<参考>
・カリッと揚げた猫型のコロッケが可愛すぎる!招き猫でおなじみ神戸コロッケの全国店舗にて期間限定で発売
・猫成分を補給したくなったら…全国のファミマに急げ!10種類の猫アイテムを発売する「ファミリ~にゃ~ト大作戦」
・猫のおまんじゅうがマスクを装着!?創業120年の和菓子店からキモカワな新商品が登場
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