ドアの通り方が分からニャい「開けて~!」と必死に訴える猫ちゃんの姿が可愛すぎて17万いいねの大反響

扉や壁などの低い位置に出入口を設けて、猫が通れるようにする猫ドア。猫が好きな時に自由に空間を行き来できるだけでなく、人間が猫のために都度ドアを開け閉めする手間も省ける実用的なアイテムです。

そんな猫ドアの多くは、頭で扉を押してそのまま通れる構造になっていますが、猫ちゃんによっては使い方を覚えるのにコツが必要な場合もあるようです。

猫ドアを開け方が分からなくて助けを呼ぶ猫ちゃん
実際の写真(提供:飼い主さん)

ドアの向こうで「ニャーッ」と鳴いている一匹の猫ちゃん。一見するとカギを掛けられて閉じ込められているようにも見えますが、もちろんこのドアは施錠されていません。そのままドアに向かってまっすぐ進むだけで通れるのに、猫ちゃんはその仕組みをまだ理解できていないようです。

なんとも可愛らしい光景ですが、「開けてくれニャ〜」と本気で困っている猫ちゃんの表情はとってもキュート。もう少し見ていたい気もするけれど、可哀想だから早く開けてあげなければ…そんな葛藤を迫られるようなワンシーンです。



このエピソードを飼い主さんがSNSのXに投稿したところ、16万件を超える”いいね”が集まるほどの大反響。写真を見たユーザーからは「可愛いです」「絵画みたいですね」「早く覚えてくれたら良いのにね」など、さまざまなメッセージ寄せられているほか、中には同じように猫ドアを取り付けた人からの反応も多く、ドアの開け方をすぐ理解する子もいればなかなか時間がかかる子もいるなど、理解度は猫によってさまざまなようです。

写真の状況に至った経緯について飼い主さんにお話を聞いてみると、この少し前、洗面所で歯を磨いていたという飼い主さん。すると、猫ちゃんが呼ぶ声がしたので振り向くと、目に飛び込んで来たのが猫ドアの前でヘルプを求める愛猫の姿だったそうで、「一生懸命『あけて!』と言っている姿が可愛くてたまらなかったです。」と当時の心境を振り返ってくれました。

この猫ドアは最近設置したばかりのもので、急に見慣れないドアの出現に猫ちゃんは当初警戒していたのだそう。では、なぜ急に開けて欲しくなったのか。その理由について飼い主さんは「ドア越しに人間の姿が見えたので開けて欲しくなったのだと思います」と推測。大好きな飼い主さんと同じ場所にいたかったのかもしれませんね。

保護猫のロロちゃん
ひとりにしないでニャ

この後、猫ちゃんはドアを開けてもらい、1分間ほど洗面所の中を探検すると満足したのか、再びドアを開けてもらって廊下に出て行ってしまったのだとか。



この猫はロロちゃんという名前の女の子。甘えんぼ&人見知りな性格の猫ちゃんで、普段はリビングにいることが多く、クッションや床でゆったりくつろぐのがお気に入りの過ごし方なのだと言います。

飼い主さんがロロちゃんと出会ったのは居住している市の保護センターでした。その日、見学目的で保護センターを訪れていた飼い主さんが他の猫を見ていたところ、なんと後ろにあったケージから手を伸ばして背中をツンツンしてきたというロロちゃん。その様子があまりにも可愛くてすぐに引き取ることを決めたのだそう。

おもちゃで遊ぶのも好きなロロちゃん
おもちゃも大好き

そんなロロちゃんは、飼い主さんにとってかけがえのない存在。

インタビューの最後に「ゴミ箱を倒されても夜中に起こされてもかわいいです。うちに来てくれてありがとうの気持ちでいっぱいです。仕事で疲れて帰宅して、猫が出迎えてくれると幸せな気持ちになります。」と深い愛情が伝わってくる思いを語ってくれました。

取材協力:昼休みのねこ(@roro_cat)さん

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