イエネコの無防備さここに極まれり!膝の上から下ろされても気づかない猫ちゃんの鈍感力が凄すぎた
室内で飼われている猫は天敵に命を狙われる心配がないため、外で暮らしている猫に比べて隙だらけ。深い眠りについていると、ちょっとやそっとのことでは目が覚めないのも、イエネコだからこそ見られる微笑ましい光景のひとつです。
茶白猫のコテチくんは、寝ている時の姿がとっても無防備な猫ちゃん。なんと飼い主さんの膝の上で眠っている時に下ろされても、気づかずにそのまま寝ていることがよくあると言います。

こたつ布団の上で仰向けになっているコテチくん。その顔をよく見ると、目を閉じたままとても心地よさそうな表情を浮かべているほか、手の力が抜けて幽霊のようにだらんと垂れ下がっていて、深い夢の中にいることが分かります。
両足をまっすぐに揃えたまま横たわっている姿は猫とは思えないような佇まいで、思わず体に布団を掛けてあげたくなってしまうような寝落ち姿です。

とは言え、この姿勢のまま動かされてしまったら流石に目が覚めそうなものですが、飼い主さんの持ち上げ方が上手だったのか、それとも猫ちゃんの警戒心がなさすぎるのか。膝の上で寝ているところから下ろされるまでの一部始終が気になるワンシーンです。
膝の上から下ろされた事に気づいていない pic.twitter.com/BRIy6CL7Si
— 猫の窓辺(事務所猫モモコとコテチ) (@kibitaro_momoko) March 1, 2025
この写真を撮影した飼い主さんに当時の状況について聞いてみると、この少し前、コテチくんはこたつ布団に入っていた飼い主さんの膝の上で、モフモフマッサージを受けながらへそ天して寝ていたそうです。
しかし、飼い主さんはふとトイレに行きたくなったので、コテチくんを膝の上から下ろしたのだそうですが、そこには猫を起こさないように移動させるテクニックが凝縮されていました。
「まずは猫ちゃんの寝ているコタツ布団を両手で引っ張ります。すると布団が猫ちゃんの重みでたわみ、そのたわんだ窪みに猫ちゃんがハマるのです。続いて自分の足元に空間が出来るぐらい布団を持ち上げたら、猫ちゃんに当たらないよう自分の足をコタツからゆっくり抜き、あとは布団ごと猫ちゃんを座布団の上にゆっくり下ろせば作業が完了します。この時は下ろすと同時にノビをしたので『起きたのかな…?』と思いましたが、そのまま目を覚ますことなく固まってしまいました。」
(飼い主さん)
なるほど。猫がこたつ布団の上で寝ている場合には、その布団ごと静かに上げ下げすれば気づかれることなく、猫を眠ったまま移動させることができるということのようです。

飼い主さんによると、コテチくんがこたつ布団の上から乗っかって寝ている時、トイレに行きたくなったり足がしびれてしまったら、今回のような方法で下ろすのはよくあることなのだそう。コツとしては、「ゆっくり下ろす動作の中で、時々撫でながらやると上手くいきやすいです。」とのこと。わずかな揺れに違和感を感じたとしても、飼い主さんに撫でられていると安心して眠り続けられるのかもしれませんね。
ところが、この時のコテチくんは人間の温もりがなくなってしまったことに気がついたのか。飼い主さんがトイレから帰ってくると、目を覚まして毛づくろいをしていたのだとか。こたつ布団を使う冬ならではのほっこり猫エピソードでした。
取材協力:猫の窓辺(事務所猫モモコとコテチ)さん