猫は入っちゃダメな場所ほど好き!シンクに座って料理をさせないネコの姿が可愛すぎて大反響
誰かがいるはずのない場所に、ひっそりと佇む小さなぬくもり。それは、ふとした日常の中で出会う、静かなサプライズです。
先日、Xユーザーの「を子(@sui_mona)」さんがキッチンにやって来た時、視線の先にいたのは鍋でも包丁でもなく、シンクの中に潜む愛猫の姿でした。
実際の写真(提供:飼い主さん)
うるんだ目でじっと見上げているのは、「もなか」君という名前のオス猫。ちょこんと揃えた前足と、ピンと胸を伸ばした姿勢がとても可愛らしく、まるで誰かが置いたぬいぐるみみたい。ステンレスの冷たい質感と対照的な、もふもふとした毛並みのぬくもりが、キッチンに優しい雰囲気を生み出しています。
そんな中、じっと見つめている真剣な眼差しは、飼い主さんに「ボク、ここにいてもいいよね?」と訴えているように見えなくもありません。料理の準備を始めようと思った矢先にこんな現場に出くわしてしまったら、どいてもらうのが申し訳なくなってしまうことでしょう。思わず「このままでいいよ」と声をかけたくなるような、心くすぐられるワンシーンです。
この写真を飼い主さんがSNSのXに投稿したところ、5.4万件を超える”いいね”が集まるなど大反響。写真を見たユーザーからは「飼い猫あるあるですね」「なにか?みたいな顔してるのがたまらない!」「ゆるしちゃいますよね(笑)」など様々なメッセージが寄せられて注目を集めています。
ダメよ、と言えば言うほど入る。それが猫。 pic.twitter.com/xmTYCk4L3h
— を子 (@sui_mona) September 6, 2025
それにしても、もなか君は何故シンクの中にいたのでしょうか。飼い主さんにお話を聞いてみると、この時はちょうど「さて夕食を作ろうか」と思ってキッチンにやって来たタイミング。一方の猫ちゃんは発見当時、目をパチパチさせていたことから寝起きだった可能性が高いそうで、もしかしたら直前までシンクの中で丸くなって寝ていたのかもしれません。
愛猫のキラキラとした上目遣いに惑わされることなく、抱きかかえて移動させることにした飼い主さん。ところが、もなか君がすぐさま不満そうにしながら戻って来たため、「料理できないじゃ〜ん」と思いながらも、その可愛さに負けてしばらくシンクの中で撫で撫でしてあげたのだとか。
これではシンクが使えニャい
もなか君は普段からシンクの中が好きというわけではないそうですが、マイブームの周期が来るとずっと居座ることがあるのだそう。その理由について飼い主さんは「ひんやりしていて気持ちよかったんだと思います。それか、体が濡れるのは嫌だけど流れる水が好きなので、それを見たかったのかもしれませんね。」と推測してくれました。
この後、目覚めの心地よいひと時を楽しんだ猫ちゃんでしたが、なかなか料理を始められなくて困った飼い主さんによって、再び移動させられてしまうことに。すると、不満げにぶつぶつ文句をつぶやいていたそうで、よほどシンクから離れたくなかったのか、あるいはもう少し構って欲しかったのかもしれませんね。
そんなもなか君は、人懐っこくて甘えん坊な性格な男の子。
こんな格好で寝ていることも
元々は他のお家で自宅繁殖されて飼い切れなくなったところを、里親募集サイトに掲載されていた猫ちゃん。その時、ちょうど家族になってくれる猫を探していた飼い主さんの目に止まり、運良く迎え入れられることに。家に来た当時は生後2ヶ月で体重が700gしかなかったそうですが、今では体も大きくなり、時にはやんちゃな一面を見せてくれるまでに成長。普段はイタズラをして飼い主さんの気を引こうとしたり、よくしゃべってアピールしたりと、家の中では賑やかに過ごしているのだそうです。
インタビューを通じて、もなか君からとても慕われていることが伝わってくる飼い主さん。最後に愛猫への思いについて聞いてみると「甘えん坊でかまってちゃん、あとイタズラ小僧なので手がかかります。でも、この子がいなかった頃のうちはもっと静かで穏やかだったので、今の賑やかで楽しい毎日はこの子のおかげだなと思います。性格は色々ですが、だからこそ猫との暮らしは豊かで素晴らしいです。」とコメント。猫との暮らしの豊かさを改めて感じさせてくれるようなエピソードでした。
取材協力:を子(@sui_mona)さん