部屋の窓から猫が見える!ガラス1枚で猫カフェと仕切られたホテル「ねこ旅籠」がオープン
猫を眺めたり、猫に眺められたりしながら眠ることができるホテル「ねこ浴場&ねこ旅籠(ねこはたご)」が12月16日、大阪市中央区の心斎橋エリアにオープンします。
旅行の楽しみと言えば宿泊先もその一つではありますが、日中は移動や観光で体力を使い果たし、ホテルへ戻ってきたりチェックインした後は疲れてしまって何もやる気が起きない・・なんてことはよくあること。しかし、せっかくの旅行先でぼーっと過ごしたり、すぐ寝てしまうのは何かもったいない気がしてしまいますよね。
そんな時、外へ出歩かずに体力を温存しつつ、部屋の中からガラス越しに猫を眺めていられるのが「ねこ旅籠」というホテル。
実はこれ、既存の猫カフェに後から寝室を併設したユニークな宿泊施設で、どの部屋も一面が大きな窓の作りになっている一方、猫カフェの室内にはキャットウォークやキャットステップが張り巡らされており、ホテルの部屋のガラス目前まで猫が来られるように設計されているのです。
部屋のタイプは1名用と2名用があり、日中の間にチェックインすれば営業中の猫カフェの店内を、閉店後の時間帯には通常では見ることのできない猫だけの店内の様子を思う存分楽しむことが可能。
ホテル内にはリモコンで遠隔操作するおもちゃなどが用意されていて、部屋にいながら猫たちの気を引くことができるほか、猫は本来夜行性の動物なため、普段の猫カフェでは見られないアクティブな一面が見られるかもしれません。
寝るときに猫の視線が気になってしまう…という場合には、カーテンとふすまを閉めて視界を遮ることもできるようになっています。
ガラス越しに見えている猫カフェは「ねこ浴場」というお店。
日光浴や森林浴と同じように、猫まみれになることで心が癒やされ体も健康になる…そんな「猫浴」をサービスコンセプトに掲げた猫カフェで、浴場という名のとおり、昭和の大衆銭湯をイメージした作りになっているのが特徴。
提灯や格子窓が彩る外観、床に畳が敷き詰められた店内、富士山などの風景画が描かれた銭湯を彷彿させる壁面など、お店の内外に和風でレトロな雰囲気が漂っています。
普通の猫カフェのように料金を支払えば店内で猫たちと触れ合うことができますが、ホテルに宿泊すると2時間分の猫カフェ入場無料パスが付いてくるため、営業時間内であれば実質無料で猫たちと触れ合えるほか、猫カフェの営業前と営業後のお掃除タイムには、宿泊者限定で猫部屋に入れる特典も用意されています。
宿泊部屋はいずれもドミトリータイプのためトイレとシャワールームは共同使用。料金は1名1室8,500円〜、2名1室8,400円〜となっています(いずれも税別)。
このホテルと猫カフェを運営しているのは、全国数ヶ所で保護猫のための施設を展開しているネコリパブリック。
もともと同社は2016年に大阪・心斎橋エリアで5階建ての「ネコビル」という施設をオープン。各階には保護猫カフェや猫グッズ店、猫と同じ空間で作業ができるコーワキングスペースなどを備え、全フロア猫づくしのユニークなスポットとしてネコ好きな人々を中心に賑わっていましたが、2019年7月に現在の場所へ移転し保護猫カフェ「ねこ浴場」として再オープンしていました。
お店が位置する心斎橋〜長堀橋エリアは、ユニバーサルスタジオジャパンや道頓堀などへの観光拠点として宿泊需要が高いことから、このたび新たにホテルを併設。
「猫に一晩中観察されて眠るホテル」というコンセプトのもと、宿泊体験にアミューズメント要素を加えることで「ホテルそのものが目的地」となるように、非日常的な体験を提案しているのだとか。
宿泊料金は保護猫たちのご飯代金や医療費などに役立てられるため、ホテルに泊まるだけで保護猫の命をつなぐ活動をサポートできる施設となっています。
<ホテル概要>
名称:ねこ浴場&ねこ旅籠
住所:大阪市中央区島之内1-14-29
最寄:大阪メトロ堺筋線 長堀鶴見緑地線「長堀橋駅」徒歩2分
電話:06-4708-3889
チェックイン :15:00〜20:00
チェックアウト:10:00
⇒ねこ浴場&ねこ旅籠の宿泊プランをチェック
⇒ネコリパブリックECサイト
<参考>
・心斎橋でグランドオープンした「ネコビル」内部を丸ごと紹介
・昭和のレトロな銭湯をイメージした猫カフェ「ねこ浴場」が大阪に誕生!ネコと足湯で癒やされるニャ〜
※宿泊料金等は本記事執筆時点の情報です
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