これはニャンとも珍しい!背中の模様が「ある文字」に見えるブチネコが話題に→熱海のBARにいる猫ちゃんだった

猫は古くから私たち人間を魅了してやまない動物ですが、その魅力のひとつは柄や模様の多様性にあります。

三毛柄の猫のイメージ写真
いろんな柄の猫がいるニャ

猫の柄や模様は、受け継いだ遺伝子の組み合わせや働き方によって決まるため、親や兄弟同士であっても柄が違うというのはよくあること。特に白黒2色の毛がまだらになっている「ぶち猫」の模様はさまざまで、ハート型やキャラクターのシルエットに似ているなど、「まるで○○のように見える」ユニークな柄をしている子も存在します。

静岡県の熱海にいる「ミチル」ちゃんも、そんな唯一無二の柄を持つぶち猫の女の子。

ぶち模様の猫ミチルちゃん by Muddy Cat
これがミチルちゃん(4歳♀)

全体的には真っ白な毛色をしていて、顔や手足など所々にぶち模様が見られますが、なんと言っても特徴的なのは背中にある黒い斑点。ニャンと平仮名のある文字に見えるのです。

背中の模様・柄が平仮名の「ふ」に見えるぶち猫のミチルちゃん by Muddy Cat
正解は平仮名の「ふ」

著名な書道家が毛筆で書いたような、どっしりと重厚感のある書体で、じっと見ていると「ふ」にしか見えなくなってくる不思議な模様。

「ふ」というのは、書くのが難しい平仮名ランキングで上位に挙げられることの多い文字(※)であり、複雑な字形をしているため猫の模様として現れるにはかなりの偶然が必要。日本広しと言えども中々お目にかかることはできません。
※参考:意外と綺麗に書けない「ひらがな」ランキング1位(gooランキング/2015年)

この写真は【「ふ」を背負う猫】というコメントとともに投稿され、本記事の執筆時点で9,000件を超える”いいね”を獲得。ミチルちゃんを見たユーザーからは「ふふっ」「個性的な柄でかわいい」「衝撃を受けた」など、たくさんの好意的なメッセージが寄せられています。

そんな「ふ」の文字を持つミチルちゃんが暮らしているのは、熱海の街外れにある「猫に会えるかもしれないBAR」のMuddy Cat(マディキャット)さん。

どのような経緯でミチルちゃんと出会ったのか聞いてみたところ、もともとは里親募集サイトで一目惚れしてしまった飼い主さんが、同県・函南町(かんなみちょう)の保護施設から譲ってもらい、家族として迎え入れることになったのだそうで、背中に「ふ」の文字があることから、当初は「ふじ子」という名前も候補に挙がっていたのだとか。

お店の公式Twitterでは、食べるのが大好きでおっとりした性格のミチルちゃんや、同居している猫ちゃんたちの日常が公開されています。

熱海にある「猫に会えるかもしれないBAR」Muddy Cat(マディキャット)の店内イメージ
Muddy Cat 店内イメージ

バーにいる猫ということで、ネコ好きな人にとっては会ってみたい気持ちが芽生えてきますが、ミチルちゃんに会えるかどうかは猫ちゃんの気分やお店の混雑状況によるため、タイミングが良ければ会えるくらいの気持ちで来店すると良さそう。公式HPでは電話かTwitterのDMにて席を予約することが推奨されています。

<店舗情報>
店名:Muddy Cat
TEL:0557-52-4551
住所:静岡県熱海市和田町13-8

写真提供:Muddy Cat(@muddycat_atami)さん

<参考>
ネコの毛色や模様はどうやって決まるのか?詳しく解説した書籍『猫柄図鑑』が刊行!ねこ博士&猫教授の愛猫も登場
顔半分がグレーと黒の2色!激レアな模様を持つイギリス在住の猫「ナルニア」の魅力に迫る

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