猫アレルギーだけど猫カフェに行きたい…!そんなニーズに応えるお店「CatsHouseねこや」
今まで普通に猫と触れ合うことができていたのに、ある日突然発症することもある猫アレルギー。
その症状は目のかゆみや充血、鼻水、くしゃみ、咳、喉の痛みなど花粉症と似ているほか、場合によってはじんましんが出たり呼吸困難になったりと、命にかかわるような重度な症状が出ることもあり、その程度は環境や体質などの影響により個人差が大きいと言われています。
しかし、猫アレルギー持ちだからといって、猫を可愛いと思う気持ちは変わらないもの。たまには猫カフェに行って思う存分猫に癒されたくなるのは自然なことです。
そんな中、猫アレルギーが出にくいとの触れ込みで先月オープンした猫カフェがあります。
猫アレルギーを持つ人でも比較的飼いやすいとされる猫種のみを厳選しつつ、アレルギーの出にくい環境を整えることで、気軽に猫とふれ合えるようにしているのだとか。
それが愛知県名古屋市緑区にある「Cats House ねこや」というお店。
木造の自宅リビングルームをイメージして作られたという店内には、落ち着いた雰囲気の空間が広がっていて、人懐っこい6匹の猫たちが思い思いの時間を過ごしています。
お店にいる猫の品種はオリエンタルショートヘア、サイベリアン、ベンガルがそれぞれ2匹ずつ。好きな猫種ランキングで上位に名を連ねるアメリカンショートヘアやマンチカン、スコティッシュフォールドといった猫の姿はありません。
同店によると、猫アレルギーのアレルゲン(原因物質)は主に猫の分泌物に含まれる糖タンパクであり、唾液や皮脂などに多く含まれると指摘。一方、猫は頻繁に毛繕いを行うため唾液が毛やフケに付着してアレルゲンが空中に飛び散り、それが人間に触れることでアレルギーを発症すると言われています。
そのため、「毛繕いの頻度が少ない」「抜けた毛が舞いにくい」といった特徴を持つ猫を厳選することで、来店客が猫アレルギーのアレルゲンに触れにくいようにしているのだとか。
また、アレルゲンに効果があるとされる空気清浄機の稼働をはじめ、24時間の常時換気、アレルゲンが付着しやすい布製品の排除など、店内にアレルゲンをため込まないよう配慮。猫アレルギー持ちの人が自宅で猫を飼う際の参考になるように、モデルルームのような環境を整えているのも特徴です。
基本料金は30分500円で、以降は10分ごとに200円が加算。別途ドリンクバー代が350円必要となります。また、フリータイムや平日限定のこどもフリータイムなどの料金プランもあるほか、1日限定10食で猫用のおやつも販売されています。
なお、同店では猫アレルギーが出にくい環境を用意しているものの、猫アレルギーが発症しないことを保証するものではないことに注意が必要。猫アレルギーを持っている人、とりわけ症状が重篤な人は主治医と相談のうえ自己責任で来店してほしいとしています。
猫カフェ情報
店名:Cats House ねこや
期間:10:00~18:00
定休:火曜 / 第1・第3水曜
愛知県名古屋市緑区亀が洞1-404
<参考>
・猫アレルギーの症状、原因、対策などについて解説
・南アジアのエスニックな雰囲気が漂うニャ〜猫カフェ「ぐるぐる堂」大阪・中崎町にオープン
・好きな猫種&猫柄ランキング2018が発表!猫種の1位はアメショが3連覇
(C) Cats House Nekoya