アイペット損保から2017年の猫種ランキングが発表されたニャ
ペット保険サービスを手がけるアイペット損保から、2017年の人気猫種ランキングが本日発表されました。
これは2017年の1年間の間に、同社のペット保険に加入した猫の種類を集計したもので、同様のランキングはペット関連サービス企業の各社から毎年発表されていますが、年が変わってまだ2週間も経っていませんので、2017年の年間集計データとしては最も早く公表されたランキングとなります。
一般社団法人ペットフード協会の調査によると、昨年は初めて猫の飼育頭数が犬の飼育頭数を上回ったことが話題になった年でしたが、果たしてどんな結果になったのか、さっそくみていきましょう。
人気猫種ランキング1位〜10位
※括弧内は全体に占める割合
1位. 混血種(31.1%)
2位. スコティッシュフォールド(14.4%)
3位. 日本猫(12.5%)
4位. アメリカンショートヘア(7.6%)
5位. マンチカン(6.3%)
6位. ノルウェージャンフォレストキャット(4.0%)
7位. ブリティッシュショートヘア(3.3%)
8位. メインクーン(2.5%)
9位. ロシアンブルー(2.4%)
10位. ラグドール(2.3%)
1位は全体の約3割を占める結果となった混血種。混血種とは、違う種類の猫同士から生まれた猫のことで、ミックスや雑種などと呼ばれることもあります。似ているのが3位の日本猫で、こちらは白猫や黒猫、キジトラ、茶トラ、サビ猫など古くから日本で親しまれている猫のこと。
区別するのはなかなか難しいですが、両種で全体の約43%を占めており、多くの人が純血種ではない猫を飼育していることが分かります。
一方の純血種では、折れ曲がった耳が特徴的なスコティッシュフォールドの人気が際立っています。テレビCMやメディアなどに登場することが多く、芸能人で飼っている方も多いので人気が高いのも頷けます。
続いてアメリカンショートヘアやマンチカン、ノルウェージャンフォレストキャットなど定番の人気猫種が並んでいますが、7位にイギリスで最古の歴史をもつ猫種・ブリティッシュショートヘアがランクインしているのはちょっと珍しいですね。
その他にはギネス記録に認定されることも多い大型猫のメインクーン、ロシア原産の美しい猫・ロシアンブルー、ぬいぐるみのように大人しい大型猫・ラグドールなどの猫がランクインしています。
このランキングに登場する猫種やその順位・飼育割合は、昨年12月にペット保険のアニコム損保から発表された「家庭どうぶつ白書 2017」内の品種ランキングでも非常によく似た結果が出ていますので、保険契約を行う飼い猫の人気ランキングとしては概ねこのような傾向があるのかもしれませんね。
続いて11位以降の20品種は以下のとおりです。
人気猫種ランキング11位〜30位
11位. ベンガル(1.9%)
12位. ペルシャ(1.8%)
13位. ソマリ(1.1%)
14位. アメリカンカール(1.0%)
14位. ミヌエット(1.0%)
14位. アビシニアン(1.0%)
17位. チンチラ(0.8%)
17位. エキゾチックショートヘア(0.8%)
19位. ラガマフィン(0.5%)
20位. シンガプーラ(0.4%)
20位. エキゾチック(0.4%)
22位. スコティッシュフォールドロングヘア(0.3%)
22位. シャルトリュー(0.3%)
22位. トンキニーズ(0.3%)
22位. セルカークレックス(0.3%)
26位. ヒマラヤン(0.2%)
26位. シャム/サイアミーズ(0.2%)
28位. サイベリアン(0.1%)
28位. オシキャット(0.1%)
28位. キンカロー(0.1%)
11位以下にもなると全体に占める割合が1%台以下となり少数派。ミヌエットやトンキニーズ、キンカローなど珍しい猫種も多くランクインしています。
ちょっぴり意外なのは、17位のエキゾチックショートヘア。
ブサ可愛いとも称される愛くるしい表情が特徴的で、テレビドラマに登場したりSNSでもよく話題になる猫種なのですが、知名度の割には実際に飼育する人が少ない感じがします。
ランキングにはさまざまな種類の猫が登場していますが、実際に家族として迎え入れるとなると、種固有の性格や身体的特徴などによって飼育の仕方が異なったり、種固有の遺伝性疾患を受け継ぎやすかったりしますので、事前に十分に考慮したうえで迎え入れることを検討したいですね。