ロシア原産のモフモフ猫「サイベリアン」が急上昇!2020年の猫種ランキング、トップ30を紹介

昨年は新型コロナウイルス感染症の流行により、外出自粛や在宅勤務など家で過ごす時間が増えたことで、自宅での癒やしや安らぎを求めてペットを家族として迎え入れた人も増えています。

ペットは家族のイメージ写真
高まるペットの存在感

コロナ禍で飼われ始めたのは一体どのようなペットなのか。動物好きとしては気になるところですが、その参考になりそうな情報「2020年人気飼育犬種・猫種ランキング」がペット保険のアイペット損保から発表されました。

これは2020年1月1日~12月31日の間に、同社の保険サービスに申し込んだペットの種類を集計したもので、2015年から毎年発表されている調査データ。

対象となる動物は犬・猫・うさぎ・ネズミ・鳥などが含まれますが、本記事ではその中から「猫の種類ランキング」に焦点を当て、昨年の順位と比較しながらどのような結果や変化が見られたのか紹介していきます。

人気の猫種ランキング2020 1位〜10位
猫種ランキング 1位〜10位

2年連続で1位に輝いたのはミックス猫(純血種同志の混合、日本猫、雑種猫を含む)。

コロナ禍の初期には小規模でもイベントの自粛が求められる風潮が高まり、従来対面で行われていた譲渡会が軒並み中止になった時期もありましたが、SNSや動画などを使ったライブ配信型の譲渡会を実施する取り組みが増加。

ペットフード協会が発表した「令和2年(2020年)全国犬猫飼育実態調査」によると、里親探しのマッチングサイトやシェルターから譲渡された猫の数は大きく減少しておらず、オンライン化による取り組みがミックス猫の飼育促進に寄与している可能性があります。


2位以降はスコティッシュフォールドやマンチカンなど、定番の人気品種が昨年同様の順位で並んでいますが、注目なのは18位から9位に躍進したロシア原産のサイベリアン。

ロシア原産の猫、サイベリアンのイメージ写真
サイベリアン (Siberian)

極寒の寒さを耐え凌ぐために発達したと言われる全身を覆う分厚い被毛が特徴的な猫で、なぜ順位が急伸したのかは定かではありませんが、SNSではモフモフな毛をまとったサイベリアンの写真がたびたび話題にのぼるなど、飼い主さんによる投稿によってじわじわと人気を上げてきている印象があります。

また、今回はランキング11位〜30位までの猫種も公開されていますので、合わせて見ていきます。

人気の猫種ランキング2020 11位〜30位
猫種ランキング 11位〜30位

トップテンの常連であるロシアンブルーが10位圏外になっているのは意外ですが、大きく順位を下げている猫種はなく、横ばいかやや上昇している猫種がほとんど。

その中で上げ幅が大きいのは、折れ耳が特徴的なスコティッシュフォールドの長毛種である「スコティッシュフォールド・ロング」と、折れ耳ではなく立ち耳の特徴を持つ「スコティッシュ・ストレート」。いずれもスコティッシュフォールドの関連種が大きく順位を上げている傾向が見て取れます。

その他にも、ベンガル×マンチカンの掛け合わせによって誕生した短足ネコ「ジェネッタ」が圏外から26位にランクインしています。

ベンガル×マンチカンを掛け合わせた猫種「ジェネッタ(genetta)」のイメージ写真
ジェネッタ (@genettaindonesiaより)

新型コロナウイルスの疫学的な収束は2022~23年頃とする専門家の意見もありますが、飼い始めたばかりの猫の命はまだまだ続いていくもの。

おうち時間が減っても変わらず猫に愛情を注いでいきたいものですね。

<参考>
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