恐るべき身体能力なのニャ!動きをプログラミングできる猫型ロボット「Nybble」
アメリカのクラウドファンディングサイトIndiegogo(インディーゴーゴー)で現在、プログラミングで行動を制御できる猫型ロボット「Nybble(ニブル)」が公開されています。
サイズは250mm×140mm×107mm、重さが350gほどの小さなこのロボット。
事前に猫の動作をプログラミングすることによって、例えば「歩く」「走る」「左に曲がる」「首をかしげる」「後ずさりする」「手足を曲げて座る」「立ち上がる」といったような動きを、短いコマンドを送るだけで再現することができ、同梱のコントローラーを操作してラジコンのように手元で動かすことができます。
基盤やケーブル類などのパーツがむき出しで無機質な印象を受けますが、意外と細かい動作をすることができ、その仕草やポーズは見た目とは裏腹にどこか本物の猫っぽさを感じさせます。
まるで玩具のペットのような愛くるしさ。
とは言え、日本で市販されている猫型ロボットとは趣きが異なり、プログラミングやロボット工学の学習に役立つ製品になっているのが特徴。
厚紙をレーザーカッターで切り抜いたパーツ群で構成される組み立てキットが付属していて、中国の伝統的な木工技術を取り入れた設計により、ネジを使わずにパズルのようにはめ込んでいくだけで組み立てることができます。
組み立てには詳しい説明書も用意されていますが、自分で試行錯誤しながらチャレンジしてみるのも楽しみのひとつ。
ロボットを組み立て終わった後、実際に動かすためには入門レベルのプログラミングスキルが必要で、動作を確認しながらプログラミングを学べるようになっています。
オープンソースのプラットフォームで構築されているため、関連情報を入手しやすくカスタマイズしやすいのも特徴で、専用コミュニティで他のNybbleオーナーたちとプログラムやオプションパーツなどについて情報交換するといった楽しみ方も。
また、オプションで超小型コンピューターのRaspberry Pi(ラズベリーパイ)を背中の上に取り付けると、Nybbleの知覚と判断をサポートするAIチップとして利用することが可能。
センサやLEDなどを使った高度な動きのプログラミングができるようになり、例えば「愛猫の名前を呼ぶと寄ってくるようにする」など、本物のペットのような動きをさせることもできるようになります。
鉄棒で大車輪を決めるポテンシャルも。
この猫型ロボット「Nybble(ニブル)」、本記事の執筆時点では1台225ドル(一般販売予定価格の10%オフ)から購入でき、2019年7月に発送予定。
プラス35ドルの送料を払えば日本へも発送することができます。
<参考>
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画像提供:Petoi LLC