国内初の「スナネコ」ブラザーズ!神戸どうぶつ王国でもスナネコの赤ちゃんが2回目の誕生

兵庫県にある神戸どうぶつ王国で2020年11月6日、世界最小級の野生ネコ「スナネコ」の赤ちゃんが誕生しました。

神戸どうぶつ王国で11月に産まれたスナネコの赤ちゃん(オス猫)
産まれたニャー!!

スナネコはその名のとおり、砂漠地帯などに生息しているため毛の色が砂漠に溶け込む色をしていて、灼熱の砂から足裏を守るため肉球を覆うように毛が生えているのが特徴。

小さくて愛くるしい容姿から「砂漠の天使」と呼ばれて親しまれていますが、牙は鋭く気性も荒いためペットとして飼育するには向いていないと言われています。

神戸どうぶつ王国で飼育しているスナネコの成猫(父猫・母猫)
スナネコの成猫

日本では現在飼育している施設が2つしかない動物で、そのうちのひとつである同園では今年の8月に初めてスナネコの赤ちゃん(オス)が誕生。9月25日からは一般公開されていますが、3ヶ月経過した今では体も大きくなり顔つきも凛々しくなっています。

今回誕生した赤ちゃんもオスの一頭で、兄ネコに続く2回目の繁殖。
出生時の体重はわずか104gしかありませんでした。


第1子の時は産まれた後2時間ほど観察したところ、本来赤ちゃんから離れることがないはずの母ネコ(=バリー)が頻繁に巣箱から出て育児をしようとしないため、育児放棄と判断して人工保育に至った経緯がありましたが今回は子育てを継続中。誕生から2週間を迎えた11月24日時点では、体重が266gへと倍増するなど体調も安定しているといいます。

神戸どうぶつ王国で誕生した第2子のオス猫、生後7日目の様子(飼育スタッフに手で掴まれている状態)
生後7日目
神戸どうぶつ王国で誕生した第2子のオス猫、生後11日目の様子(目が開いていない状態)
生後11日目
神戸どうぶつ王国で誕生した第2子のオス猫、生後15日目の様子(うつ伏せで目を開けた状態)
生後15日目

この可愛すぎる姿はネコ好きでなくとも近くで見てみたいものですが、母ネコと赤ちゃんは現在個室の獣舎に入っていて、普段はその様子を直に見ることができません。

モニターで様子を見守ったりタイミングを見計らって赤ちゃんの体重を測ったりと、刺激を与えないよう注意しながらスタッフさんたちが健康チェックを行っている状況なのだとか。

神戸どうぶつ王国で誕生した第2子のオス猫、モニター画面で撮影した誕生直後(生後0日)の状態
生後0日(モニター画面)

一般公開は今のところ未定で、決まり次第詳細を発表する予定。
同園によると「今後の赤ちゃんの成長と、母親の子育てを温かく見守って欲しい」とコメントを発表しています。

ちなみに同じくスナネコを飼育している姉妹園の那須どうぶつ王国では、これまでに産まれている4頭のスナネコがいずれも女の子。一方の神戸どうぶつ王国では2頭がどちらも男の子と、両園で性別が別れているのも興味深いところ。

なお、神戸どうぶつ王国では希少種を救い動物たちが幸せになれる環境を作るため、クラウドファンディングサイトのREADYFORで支援者を募集中。

神戸どうぶつ王国のクラウドファンディングプロジェクト、スナネコグッズのリターン

スナネコの第2子誕生を記念して、スナネコの写真集やオリジナルグッズ(マグネット・缶バッジ)、赤ちゃんの命名権(※完売済み)などがリターンとして追加されています。

<クラウドファンディング概要>
期間:2020年10月12日(月)~12月11日(金)
目標:3,000万円(All in形式)
URL:readyfor.jp/projects/kobe-oukoku

マガジンハウス
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<参考>
ついに赤ちゃんとママが一緒に登場!日本初・砂漠の天使「スナネコ」の親子展示が始まるニャ
姉ネコとの対面シーンが可愛すぎ!スナネコの赤ちゃん一般公開初日の様子を写真と映像で紹介
スナネコをお家で見たくない?赤ちゃんから子猫になるまでの成長記録映像がDVDで発売決定

(C) KOBE-ANIMAL KINGDOM

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