ついに赤ちゃんとママが一緒に登場!日本初・砂漠の天使「スナネコ」の親子展示が始まるニャ
栃木県那須町にあるテーマパーク型の動物園「那須どうぶつ王国」で2020年8月22日より、国内で初めてスナネコの親子展示が始まります。
スナネコはアフリカの岩砂漠などに生息している世界最小級の野生ネコ。
小さい体ながら過酷な環境に耐えうる身体機能や適応能力を備えていて、表面温度が80度にも達する灼熱の砂や、激しい気温の寒暖差(夏は45度/冬はマイナス25度)をも凌ぐことができます。
可愛らしい容姿から「砂漠の天使」とも呼ばれるスナネコは、日本では飼育している動物園が2つしかない希少な動物。そのうちのひとつ、那須どうぶつ王国では今年国内で初めて繁殖に成功しており、現在は6頭のスナネコを飼育しています。
<2019年>
→スナネコの大人2頭の飼育を開始
シャリフ(♂)、ジャミール(♀)
<2020年4月27日>
→1頭のメス猫が誕生(アミーラと命名)
<2020年7月9日>
→3頭のメス猫が誕生
このうち4月生まれの子猫アミーラと、7月に産まれ人工哺育で育てられている1頭の赤ちゃんは、すでに一般公開が始まっていましたが、残りの2頭の赤ちゃんは巣箱から出てこないため、公開時期は秋頃が予定されていました。
ところが最近になって母ネコと共に巣箱から出てくるようになったため、8月22日より一般公開されることが決定。
すでに公開が始まっている子猫&赤ちゃんは、いずれも人工哺育で育ったため1頭ずつ展示ブースが分かれており、ガラス越しに触れ合う姿しか見ることができませんでしたが、今回は普段から親子で一緒に過ごしているスナネコを展示するため、来園者はスナネコの親子や赤ちゃん同士が触れ合う貴重な姿を見ることができそうです。
親子展示の場所は、日本固有種の動物を保護・保全をする施設「保全の森」内に設置される専用スペース。
先に公開されているスナネコの赤ちゃんたちがいるのは「アジアの森」出口側のため、それぞれの展示場所は距離が離れています。
実はすでに設置を終えているという親子展示場。
本記事では巣箱から出て探索しているスナネコ親子の映像を一足先に公開します。
飼育員さんに向かって鳴いている姿はとってもキュート。母猫はその後、巣箱の中に隠れてしまいまだ警戒している様子ですが、ママが帰ってしまっても果敢に単独行動を続けている赤ちゃんの姿からは、たくましい成長が感じられます。
この親子展示場では午後から2頭の赤ちゃんとお母さんの「ジャミール」が展示されますが、午前中にはお父さんの「シャリフ」も単体で展示される予定となっています。
<スナネコ親子展示の開始>
2020年8月22日(土)~
<スナネコ親子展示の時間>
13:00〜16:30 (8/22以降の土日祝)
13:00〜15:30 (8/24以降の平日)
<参考>
・姉ネコとの対面シーンが可愛すぎ!スナネコの赤ちゃん一般公開初日の様子を写真と映像で紹介
・スナネコの赤ちゃんがマジで天使になっていた…!那須どうぶつ王国で6/13から会えるニャ
・ロックダウン直前に生まれた命、手のひらサイズの猫「サビイロネコ」の赤ちゃんが英国で誕生
情報提供:Nasu Animal Kingdom