スナネコの赤ちゃんがマジで天使になっていた…!那須どうぶつ王国で6/13から会えるニャ
※追記あり(2020年7月18日)
栃木県那須町にあるテーマパーク型の動物園、那須どうぶつ王国で「スナネコ」の赤ちゃんが2020年6月13日(土)より展示されます。
その愛くるしい容姿から「砂漠の天使」とも呼ばれているスナネコ。
以前は国内で飼育している施設がなく、直に見ることが難しい動物でしたが、昨年より同園と神戸どうぶつ王国の2か所で飼育を開始。那須どうぶつ王国にはオスとメスが1頭ずつやってきて、今年の3月から始まった一般公開で多くの来園者を魅了していたものの、緊急事態宣言の発令を受けて4月中旬からは臨時休園となっていました。
その最中である4月26日深夜から4月27日早朝にかけて誕生したのがスナネコの赤ちゃん。
日本でスナネコの赤ちゃんが産まれたのは初めての出来事で、さまざまなメディアで取り上げられるなど大きな話題となりましたが、産まれた3頭のうち2頭は死産。最後に産まれたメスの1頭も衰弱状態だったため人工哺育で育てられることに。
それから6週間ほど経過した現在は、健やかに育っているという赤ちゃん。誕生時と比べて体長が約13cm→約25cmへと倍増、しっぽの長さも3cm→15cmと5倍に、体重に至っては59グラム→530グラムと約10倍にまで成長しています。
顔だちがはっきりしてきたほか、以前はペタンと垂れていた耳も、大人のように尖った立派な耳へと変化していますね。
順調に成長していることから6月下旬以降に園内でお披露目される予定でしたが、成長段階を見極めながら運動能力を上げるため、今よりも広い飼育スペースに移動することが決定。それに伴い当初の予定よりも前倒しで展示されることが発表されました。
場所は赤ちゃん1頭だけに用意される専用の飼育スペースです。
「これまでは保育器の中で育ててきましたが、成長の段階で運動量が多くなりました。具体的には、ジャンプしたりじゃれたりという行動が増え、寝ている時間が短くなってきました。飼育スペースは、3畳程度のスペースで遊び道具のロープや、木の根っこ部分で組んだ隠れ場所兼遊び場があり、運動量が増えてくれば、今後は木の上に乗ってみたりするでしょう。来園者の方は、遊び盛りの可愛らしい姿を見ることができます。」(那須どうぶつ王国 菅野さん)
<展示概要>
展示開始:2020年6月13日(土)~
展示時間:10:00~12:00/14:00~15:30
展示場所:アジアの森出口側通路
動物好きやネコ好きな人々を中心に、注目が集まっているスナネコの赤ちゃんですが、実はまだ名前がつけられていません。
そこで那須どうぶつ王国では2020年6月13日(土)~7月5日(日)にかけて一般公募を開始。園内に設置される用紙やウェブサイトの専用フォームから応募できるようになり、2020年7月18日(土)には正式決定した名前が発表される予定となっています。
ちなみに親ネコの名前はオスの「シャリフ」くんと、メスの「ジャミール」ちゃん。それぞれアラビア語で「気高い」と「美しい」という意味の言葉に由来した名前なのだそうで、その赤ちゃんにはどんな名前が付けられるのか楽しみですね。
※2020年7月18日追記
スナネコの赤ちゃんはアラビア語でお姫さまを意味する「アミーラ」と名付けられたと同園から発表されました。
<参考>
・国内初!砂漠の天使「スナネコ」の赤ちゃんが誕生、貴重な写真や動画を公開するニャ
・尖った三角耳が可愛すぎるニャ〜♪ 砂漠の天使「スナネコ」が2つの動物園で国内初登場
情報提供: Nasu Animal Kingdom