スナネコをお家で見たくない?赤ちゃんから子猫になるまでの成長記録映像がDVDで発売決定
”砂漠の天使”とも呼ばれ人気沸騰中のネコ科動物「スナネコ」の成長を記録したDVDが2020年9月24日に発売されます。
![DVD「砂漠の天使スナネコ成長日記」製品パッケージ](https://cat-press.com/wp/wp-content/uploads/2020/09/1-9.jpg)
スナネコはアフリカ北部・西アジア・中央アジアの岩砂漠などに生息している世界最小級の野生ネコ。その小さな体には過酷な環境に耐えうる身体機能や適応能力が備わっていて、表面温度が80度に達する灼熱の砂や、激しい気温の寒暖差をも凌ぎながら生き抜いています。
また、特徴的な大きな耳では、アンテナのように音を集めて耳の中で増幅させることにより、500m以上離れた場所の音までキャッチ。
![大きな耳が特徴的なスナネコの女の子(アミーラ)の正面拡大写真 by 那須どうぶつ王国](https://cat-press.com/wp/wp-content/uploads/2020/09/3-5.jpg)
遮るものがない砂漠において、耳で敵や獲物をいち早く察知することで生存確率を高めていると言われています。
日本では飼育している施設が2つしかない希少な動物で、そのうちのひとつ「那須どうぶつ王国」では今年の4月に国内で初めて繁殖に成功。1頭の赤ちゃんが産まれたほか、7月にも3頭の赤ちゃんが誕生しており、現在は計6頭のスナネコが飼育されています。
![巣箱の中から外を見つめるスナネコの親子(赤ちゃん姉妹×母猫)](https://cat-press.com/wp/wp-content/uploads/2020/08/9-4.jpg)
今回発売されるDVDに収録されているのは、そのうち4月27日に誕生したスナネコの女の子。
当日は3頭のスナネコの赤ちゃんが産まれていたものの2頭はすぐに亡くなってしまい、残る1頭も衰弱状態に陥っていましが、懸命な人工哺育によってなんとか一命をとりとめました。
![衰弱状態だったものの懸命な人工哺育によって一命をとりとめたスナネコの赤ちゃん(アミーラ) by 那須どうぶつ王国](https://cat-press.com/wp/wp-content/uploads/2020/09/6-4.jpg)
生き残った子はその後、一般公募によってアラビア語でお姫さまを意味する「アミーラ」と命名。
誕生時は「体長13cm × 体重59g」と手のひらサイズしかありませんでしたが、順調に成長を続けて6月には一般公開が開始され、現在は後から産まれた妹ネコと隣り合わせのブースで元気な姿を披露するなどお姉さんぶりを発揮しています。
![切り株の上に乗ってこちらを見つめる「スナネコ」の女の子(アミーラ) in 那須どうぶつ王国](https://cat-press.com/wp/wp-content/uploads/2020/09/8-5.jpg)
![ガラス越しに姉ネコと対面するのスナネコの赤ちゃん by 那須どうぶつ王国](https://cat-press.com/wp/wp-content/uploads/2020/08/18.jpg)
DVDに収められているのは、そんなアミーラが生後9日〜86日にかけてすくすくと成長する様子を記録した映像で、愛くるしい風貌のまま赤ちゃんから子猫へと変化を遂げていく貴重な姿が捉えられています。
<参考>
・ついに赤ちゃんとママが一緒に登場!日本初・砂漠の天使「スナネコ」の親子展示が始まるニャ
・姉ネコとの対面シーンが可愛すぎ!スナネコの赤ちゃん一般公開初日の様子を写真と映像で紹介
・国内初!砂漠の天使「スナネコ」の赤ちゃんが誕生、貴重な写真や動画を公開するニャ
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