黒猫は不幸の前兆?それとも幸運の象徴なの?黒猫にまつわる謎と迷信、歴史や伝説を解き明かした書籍『月夜の黒猫事典』7月に刊行

私たちの身近にいる黒猫。

黒猫は好きですかニャ?

日本では人気アニメのキャラクターや企業のロゴマークに起用されたりするなど、世間一般に親しまれていて、ネットでよく行われる「猫の好きな柄ランキング」「飼っている猫の柄ランキング」などのアンケート調査では、いずれもトップ5にランクインすることが多い人気猫。

一方、欧米では不吉な存在として忌み嫌われた悲しい過去があったり、謎めいた存在としてさまざまな逸話が語られることもあります。

そんな黒猫にまつわる謎に迫った書籍が『月夜の黒猫事典 知られざる歴史とエピソード』。

表紙イメージ

本書は、ある時は不幸の前兆と畏れられ、ある時は幸運のマスコットとして愛されてきた黒猫にまつわる謎と迷信、そしてそれらが紡ぐ歴史と伝説を解き明かした書籍で、著者はフランス人ジャーナリストとして長年にわたり、野生生物関連の雑誌に記事を寄稿してきたナタリー・セメニーク(Nathalie Semenuik)氏。

翻訳は『ひみつの薬箱 中世装飾写本で巡る薬草の旅』『わたしにもできる! ねこ刺繍レッスン』などの訳書で知られる柴田里芽氏が手掛けています。

歴史や伝説から黒猫の正体に迫る
アメリカでは黒猫ってどんな存在?

黒猫は魔女の使いとして、さまざまな物語や歴史の随所に登場し、文学・芸術作品などにも描かれてきた世界中で愛される存在。本書はそんな黒猫の写真やイラストなどのビジュアルも満載で、黒猫に関する知識を深めながら楽しめる一冊となっています。

悪魔祓いや治療に関する効力も?

<目次>
はじめに/受難の歴史(猫は神の化身、中世の災い、少しずつ人気者に)/伝説の猫(ブルターニュの猫、サン=カド(聖カド)、コンブール城の黒猫、エメラルド海岸の妖精、“金を生む猫″、猫は9回生きる)/民間伝承と迷信(人間と迷信、迷信の核心にいる黒猫、黒猫の痕跡、矛盾だらけの色、黒猫は不幸の象徴、幸福のマスコット、海の猫たち、悪魔祓いと治療に関する効力)

書名:月夜の黒猫事典 知られざる歴史とエピソード
著者:ナタリー・セメニーク
仕様:A5変形/上製/136ページ
出版:グラフィック社
発売:2023年7月

<参考>
ネコはいったい何者?ネコの進化史をたどりながら、特異な能力を科学的に検証した書籍『ネコ全史』ナショジオから新登場
【ニャルベロス】3つの頭をもつ猫の姿がギリシャ神話に登場しそうな存在感→可愛さを隠しきれない黒猫の3兄弟だった
70歳で引退する父が…子猫を拾ってきた!猫と過ごす第2の人生を描いた書籍『親父と猫 定年後に待っていた猫ライフ』

(C) Graphic-sha Publishing Co., Ltd.

最近の投稿