衝撃映像!自動芝刈り機ロボットが仕事中に猫から襲撃を受ける、群馬県庁前の芝生でかわいいバトルが勃発
猫が敵意を示したり戦ったりする相手は、他の猫であることが大半。
猫は縄張り意識が強い動物で、自分の生活圏や狩猟圏を守るために喧嘩をしたり、発情期のオス猫はメス猫をめぐって争ったりするほか、自分の安全が脅かされたと感じたら、他の動物や人間に対して攻撃的になることもあります。
そんな中、猫が意外な相手と戦っている姿を捉えた動画がTwitterで注目を集めています。
その相手とは草刈り機。「群馬県庁前で猫と草刈り機が戦っているという通報があったのですが。笑」というコメントと共に投稿された1本の動画には、自動で動く芝刈り機の後を、一匹の茶トラ猫がぴったりと追いかけていく様子が映し出されています。
不審者を見るような態度で、明らかに芝刈り機の存在を怪しんでいる様子の猫。どこまで追いかけていくのかと思いきや、おもむろに芝刈り機のタイヤ目掛けてパンチをお見舞いします。
無駄のない動きから繰り出されるパンチは一瞬で、容赦のない敵意のこもった一撃。一方、攻撃された芝刈り機の方は、猫のことなど意に介する様子もなく、淡々と芝を刈り込んでいきます。まさにプロの仕事。
Cat Press編集部が調べたところ、これは農林・造園機器メーカーのハスクバーナ社が開発した「Automower 305」というロボット芝刈り機のようで、境界線ワイヤーで囲まれたエリアの中をランダムな動きで走行ながら自動で芝を刈ってくれる機能を搭載。
バッテリーがなくなりそうになると自らチャージステーションに戻って充電し、満充電になると再び芝を刈り始めるほか、曜日や時間帯を設定しておけば雨天でも常に稼動してくれるため、人手をかけることなく芝のお手入れができる便利なアイテムなのだとか。
動画の中では、芝刈り機が障害物や境界線ワイヤーを検知して、頻繁に向きを変える様子が捉えられていますが、その動作を見るにつれて猫の不信感は増すばかり。自分の縄張りから追い出そうとするかのように、執拗に猫パンチを繰り出し続けます。
周囲の芝を刈り込み終わったのか、やがて芝刈り機はくるっと向きを変えて猫から遠ざかっていきますが、猫の方に諦める様子は一切なし。1分30秒ほどある動画の最後まで、芝刈り機をしばき倒す様子が捉えられています。
動画を見たユーザーからは「すごく可愛いですね」「猫って強いんですね」「恐ろしく速い手刀」「最後は仲良くなって欲しいな」など、さまざまなリプライが寄せられているほか、「4,8万件のリツイート」「13.5万件のいいね」を獲得するなど、大きな話題となっています。
群馬県庁前で猫と草刈り機が戦っているという通報があったのですが。笑 pic.twitter.com/IsMhMQuBB1
— 大畠順子 (@oohatasan) April 24, 2023
この衝撃的な動画を投稿したのは、TOKYO FMラジオ局員の大畠順子(@oohatasan)さん。過去に「離島ひとり旅」という本を執筆しているほど離島の旅好きで、自身も猫を飼っている愛猫家。
大きな反響があった投稿から一夜明けた今朝、大畠さんが群馬県庁前の芝生を見たところ、猫対策!?のためなのか、芝刈り機の上には群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」が搭乗。そして、その姿を見て恐れおののいたのか、今のところ茶トラ猫は訪れていないと言います。
芝刈り機と猫の戦いはなんとも微笑ましい光景ですが、タイヤに巻き込まれて怪我をしてしまうかもしれないので、猫ちゃんは近づかないようにして欲しいですね。
画像提供:大畠順子(@oohatasan)さん
<参考>
・さすがレスキューのプロ!タイヤの穴に挟まった猫ちゃんを消防隊員が救出→助けられた猫は…
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