猫はどんな病気やケガをしやすいのか?保険金の請求が多い猫の傷病ランキング2019

ペット向けの保険サービスを手がけるアイペット損保から5月13日、「ペットの保険金請求が多い傷病ランキング2019」が発表されました。

アイペット損保のロゴ

これは2018年1月1日〜2018年12月31日までの1年間に、同社と保険契約を結んでいる利用者からペット(猫または犬)の病気とケガによる保険金の請求実績データ、全37,115件を集計したランキング。

本記事ではその中から、猫の傷病ランキングに関する情報をピックアップしてご紹介します。

 


保険金請求が多い傷病

まずは保険金の請求が多かった疾病件数のランキング。

1位. 下痢(1)
2位. 皮膚炎(3)
3位. 腎臓病(4)
4位. 膀胱炎(2)
5位. 異物誤飲(5)
6位. 胃腸炎(10)
7位. 心臓病(圏外)
8位. 結膜炎(6)
9位. 腫瘍(7)
10位. 外耳炎(8)
※括弧内は前年度調査の順位

請求件数が最も多かったのは昨年と同じく「下痢」。

猫はウイルス・細菌・寄生虫・異物誤飲・病気などの影響によって下痢が引き起こされますが、健康な猫であっても食事やストレスで下痢になってしまうことがあるため、どのタイミングで動物病院にかかったらよいのか飼い主さんにとっては迷いがちですが、基本的には早めに獣医師に連絡して判断を任せたほうが無難。保険金の請求件数が多いということはそれだけ下痢にかかる猫ちゃんが多いということですが、ウンチはトイレ掃除の時に必ず目にしますので、異変に気づきやすい疾病と言えます。

また、3位の「腎臓病」や4位の「膀胱炎」など泌尿器系の傷病が上位にランクイン。これは犬には見られない猫ならではの特徴で、猫は濃いオシッコをするため尿中の成分が結晶化して泌尿器系の病気にかかりやすく、また、濃いオシッコを作る際に腎臓に大きな負担がかかることから腎不全が高齢猫の死因上位によく挙げられますが、実際に保険金の請求実績データを見ても多いことが分かります。

最近は泌尿器系の初期症状を自動でチェックしてくれるスマート猫トイレなども登場していますので、こうした機器が病気を早期発見する一助となるのか知識を深めておきたいところですね。

その他には2位「皮膚炎」や10位の「外耳炎」など、皮膚に関する疾患も複数ランクインしています。

 

保険金請求が多い傷病【手術編】

続いては手術を伴った傷病で保険金請求が多かったランキング。

1位. 異物誤飲/220,800円
2位. 腫瘍/90,400円
3位. 歯周病/97,300円
4位. 尿石症/127,800円
5位. 骨折/308,700円
※金額は参考診療費の一例(平均・水準ではない)

1位の「異物誤飲」は何かを誤って食べてしまったり飲み込んでしまったことによる疾病。
参考治療費の金額として220,800円という例が公開されていますが、これは異物を開腹手術で取り出した場合にこれだけの診療費が発生することがあるのだとか。

猫はディッシュや輪ゴム、糸など口に入るものはもちろん、ビニール袋やウレタンマットなど、噛みちぎって細かくなるものも飲み込んでしまう場合がありますので「猫の手に届くところに危険なものを放置しない」「キッチンなど猫が食べてはいけないものがある場所には入らせないようにする」「安全なオモチャを与えて噛みたい欲求を満たしてあげる」など、対策が欠かせません。

異物誤飲は他の疾病と比べて、飼い主さんが気をつけることで簡単に予防できるため日頃から意識したいところですね。

 

保険金請求が多い傷病【年齢別】

最後は年齢別に保険金請求が多かった傷病ランキング。

■0歳の場合
1位. 下痢
2位. 結膜炎
3位. 猫風邪
4位. 外耳炎
5位. 皮膚炎

■1〜6歳の場合
1位. 皮膚炎
2位. 膀胱炎
3位. 下痢
4位. 腎臓病
5位. 異物誤飲

■7歳以上の場合
1位. 腎臓病
2位. 腫瘍
3位. 心臓病
4位. 皮膚炎
5位. 膀胱炎

0歳では1位が「下痢」となっていますが、これは子猫の消化器が成長しきっていないため環境や食事の変化などに影響を受けやすく、それが原因となって発生してしまうことがあるほか、この時期は成長段階で骨がまだ細く免疫も十分にできていないことから「猫風邪」などの傷病がランクインしているのも特徴。

一方で、7歳以上の高齢期では「腎臓病」が1位となっているほか、2位の「腫瘍」や3位の「心臓病」など6歳以下には見られない傷病がランクインしていることに注目。

猫の年齢によって上位にランクインする疾病が異なっていることから、愛猫の成長段階に合わせて「いま特に注意すべき疾病が何か」を知っておくのも、早期発見や対処のしやすさに繋がるかもしれませんね。

<参考>
泌尿器系の病気を早期発見する猫トイレ「TOLETTA(トレッタ)」
シャープからスマート猫トイレ「ペットケアモニター」が登場!個体識別も可能

(C) ipet Insurance Co.,LTD