ねこ駅長が映画デビュー!芦ノ牧温泉駅のネコたちを描いた「劇場版にゃん旅鉄道」2022年夏に公開
飲食店や宿泊施設、神社など、全国津々浦々いろんな所で見かける看板猫。
中には鉄道の駅構内に看板猫がいたりすることもありますが、福島県会津若松市にある会津鉄道・芦ノ牧温泉駅も、ねこが働く駅として全国的に有名なスポットです。
この投稿をInstagramで見る
猫たちのお仕事内容は列車のお見送りや駅構内の巡回、待合室で乗降客を癒やすといった業務で、これまでに初代ご長寿あっぱれ名誉駅長の「ばす」をはじめ、二代目名誉駅長の「らぶ」、施設長の「ぴーち」、アテンダントの「さくら」の4頭が業務を引き継ぎながら駅を盛りたて、新型コロナウイルスの感染拡大前には多くの観光客が訪れていました。
一方、猫スタッフのうち2016年4月に「ばす」が老衰のため永眠し、2020年3月には健康上の問題から「ぴーち」が退職。現在は「らぶ」と「さくら」の2頭がシフト制で出勤しています。
地元の福島中央テレビでは、そんな会津芦ノ牧温泉駅のねこ駅長の日常を紹介する「にゃん旅鉄道」というミニ番組を放送中。
番組内では、らぶ駅長が列車のお迎えや駅舎の見回りをしたり、おみやげの管理など大忙しで働くかと思えば、昼寝や趣味の散歩をしたりと、まったりした癒やしの映像を公開。
地上波だけでなく民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」でも放送されており、ネコ好きな人の間では知る人ぞ知る番組として人気を集めていますが、このたび2022年夏に映画化されることが決定しました。
主人公は、会津鉄道・会津芦ノ牧温泉駅ではたらく駅長の「らぶ」と、弟の「ぴーち」、妹「さくら」の3兄妹。
働くねこたちの日常と成長を3年に渡って記録してきた実写映像と、アニメーションを効果的に組み合わせた作品で、四季がはっきりと移ろう福島県会津地方の雄大な自然を舞台に、猫たちの絆の物語が描かれます。
撮影・演出を手掛けるのは、猫がジャンプする瞬間を捉えた「飛び猫」や、フクロウと猫の仲良しコンビを撮影した「フクとマリモ」などの写真集で知られる猫カメラマンの五十嵐健太さん。
作中には今は亡き初代ご長寿あっぱれ名誉駅長の「ばす」の姿も登場するほか、気になる声役にはニャンとネコ好きな声優が集結。制作元によると近日中にキャストを発表する予定としています。
<参考>
・人間に憑依した猫の奇想天外なストーリーを描いた中国ドラマ『星から来た猫将軍』日本で放送開始
・日本の猫が再びギネス世界記録に認定!動画の再生数ニャンと6億回超えの人気ネコ「もちまる」
・らぶ駅長や飛び猫がパズルに!Nintendo Switch用のパズルゲームに人気の猫写真が追加
(C) Fukushima Central Television Co., Ltd.