「よく見ると首がないかも…」漫画のキャラクターのような体型をした猫ちゃん、その非凡な魅力に迫る

猫は品種や個体差によって体型が異なり、中には「猫なのかな…?」と思ってしまうような、ユニークな見た目の子もいます。

ブリティッシュショートヘアの八海山(はっかいさん)くんは、一風変わったフォルムの持ち主。普通の猫と何が違うのか、パッと見て分かるでしょうか?

頭と首が同じ太さの猫、ブリティッシュショートヘアの八海山くん
八海山くん(提供:飼い主さん)

答えは「頭の大きさ」と「首の太さ」が一緒なのです。

一般的な猫は後頭部から背中にかけて緩やかな丸みがあったり、多少の凹凸があったりするものですが、この猫ちゃんの場合はきれいな一直線。また、多くの4足動物に共通する「顔の部分が首から前にせり出す」という特徴も見られません。

猫が香箱座りなどの低い姿勢になっていたり、もふもふな毛に覆われた長毛種の場合は、首が埋まってしまうこともありますが、そうしたケースとも明らかに異なるレアな体型の猫ちゃん。まるで頭と首が一体化してしまったかのような風貌で、漫画に登場しそうなコミカルな雰囲気を漂わせています。

頭と首が同じ太さで、首がないように見える猫の八海山くん
前から見ても首がニャい

八海山くんは現在2歳の男の子で、冒頭の写真は窓の外を眺めている時の姿を撮影した1枚。最近は窓際から外を眺めていることが多いため、飼い主さんにとっては見慣れた光景だったものの、この日「よくみたら首が無いかも」と気づいてしまったと言います。

「気付いた瞬間はむちむちで可愛いな〜と思いました。子猫の頃キャットショーに出陳していて、ジャッジの先生によく “no neck”と言われたのですが、この時「確かに…」と改めて実感しました。」

この後、30分くらい窓際でニャルソックをしていた八海山くん。存分に外を監視して十分満足したのか席を外し、キャットタワーの上にある寝床へ戻って寝始めたのだとか。

顔と首の境目が見当たらない八海山くんは、お気に入りの玩具を前にすると豹変して野生的になるけれど、それ以外の時は穏やかで甘えん坊な性格の猫ちゃん。

普段お家では寝て過ごしていることが多く、たまに起きるとご飯を食べたりお水を飲んだり、飼い主さんのところへ構ってもらいにやって来たりして、満足したらまた寝る…という感じの日常を送っているそうです。

一方、飼い主さんは八海山くんのもちもち体型が大好き。

眺めたり触ったりするのはもちろん、モフモフのお腹に顔を埋めたりしてスキンシップを図っているのだそうで、その溺愛ぶりはLINEスタンプ(https://store.line.me/stickershop/author/3625418/ja)を作って公開しているほど。

ブリティッシュショートヘアの八海山くんのLINEスタンプ
© Fluffy Cat Hakkaisan

そんな飼い主さんにとって、八海山くんは大切な家族で息子のような存在。

「私はひとり暮らしなので、疲れた時や寂しい時にいつも家で待っていてくれることは心の支えになっています。どんな時でも飼い主である私を信頼してくれているのが伝わってくるので、信頼を裏切らないように大切にしてあげなきゃと思わされながら日々過ごしています。」と、深い絆でつながっている大事なパートナーであることを明かしてくれました。

取材協力:八海山(@hakkaisan_cat)さん

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