世界最古の猫「マヌルネコ」をモチーフにした指輪やネックレスが登場!売上の一部は動物園に寄付
大人の女性向けアクセサリーを提案しているジュエリーブランド「ヴァンドームブティック(VENDOME BOUTIQUE)」から、ネコ科動物の「マヌルネコ」をモチーフにしたアクセサリーが発売されました。
マヌルネコはイランから中央アジア、モンゴルなどの乾燥した高地に生息するヤマネコで、マヌルというのはモンゴル語で「小さい野生ネコ」を意味する言葉。
イエネコほどの大きさしかない小柄な体には、70℃もの寒暖差がある過酷な環境を生き抜くために、ふさふさした長い体毛がびっしりと密集。ずんぐりしたボディと小ぶりな耳が特徴的で、まるでキャラクターのような見た目をしていますが、その姿は1500万年前から変わっていないと推定され、ネコ科の中では最も古くから生存している動物と考えられています。
今回登場したマヌルネコのアクセサリーは、岩陰から獲物を狙うときに目立たない横長の顔や、厳しい寒さに耐えるためのモコモコした毛並みなどをリアルに表現。
マヌルネコが悠然と歩く姿を表現した10Kイエローゴールドの「ネックレス」、自然の岩をイメージしたタイガーアイの上に佇むマヌルネコを表現した「ペンダント」、マヌルネコの体がぐるりと指にからむ姿がキュートな「リング」の3種類がラインナップしています。
マヌルネコは愛くるしい顔ともふもふボディで人気を集めている一方で、近年は生息地の減少により野生の個体数が減少しており、日本国内においても飼育している施設が10件に満たない希少な動物。
種の保存の観点から繁殖が望まれているものの、マヌルネコは人工による飼育や繁殖が難しい動物のため、施設間で個体の引っ越しを行い繁殖を促すなどの取り組みが行われています。
北海道にある旭山動物園もその内のひとつ。ヴァンドームブティックから発売されたマヌルネコのアクセサリーは、旭山動物園の動物をモチーフにしたスペシャルコレクションの最新作で、同園の理念である「伝えるのは、命」に共感し、動物の取り巻く環境について考えるきっかけになれば……との想いを込めて製作。
マヌルネコの他に「シンリンオオカミ」のアクセサリーも同時に発売されています。
シンリンオオカミは灰褐色から白っぽい色まで様々な毛色を持つ、オオカミの中では最も体が大きい部類のイヌ科動物。旭山動物園内にあるオオカミの森では、シンリンオオカミが走り回ったり水浴びしている様子や、木陰で休む様子など様々な角度から観察することができます。
アクセサリーの種類は、そんなシンリンオオカミの遠吠えをしている姿を毛並みまでリアルに表現したネックレスや、指にしっぽが巻きつくような遊び心あるリングがラインナップしています。
これらの旭山動物園コレクション最新作は、全国の百貨店(日本橋三越本店、松坂屋名古屋店、阪神梅田本店、伊勢丹新宿店など)や、ヴァンドームブティックの公式オンラインストアにて2022年4月28日より販売を開始。
売上の一部は「あさひやま もっと夢 基金」に寄付され、同園の新施設建設や大規模な改修などに充てられます。
<参考>
・もふもふな絶滅危惧種のマヌルネコ、お見合い設備が整った施設で2頭同時展示がスタート
・もふもふのネコ科動物がミュージックビデオに!那須どうぶつ王国が「マヌルネコのうた」を公開
・人気のスナネコやマヌルネコも収録!野生のネコ科動物に詳しくなれる「美しすぎるネコ科図鑑」
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