「ニャーッ」と鬼のような形相で飼い主に迫る黒猫ちゃん→実はかまって欲しい甘えん坊さんだった

猫は恐怖や不安を感じていないのに、人間の目から見ると怖い表情に感じることがあります。

黒猫の「つくね」ちゃんと暮らしている飼い主さんは、ある日、愛猫がとっても怖い表情で迫ってくる姿を至近距離で目撃。その時に撮影した写真をSNSに公開しています。

鬼のような形相をする黒猫のつくねちゃん
実際の写真(提供:飼い主さん)

すこし薄暗い部屋の中でソファにちょこんと座っている一匹の黒猫ちゃん。金色に光り輝く目はカッと大きく見開かれていて、カメラを睨みつける表情は真剣そのもの。口元には獲物を捕らえる鋭い牙をのぞかせ、油断していると今にも襲いかかってきそうな迫力です。

と言っても、これは猫ちゃんが怒っているシーンではありません。

この直前、隣室でテレビを見ていた飼い主さんの話によると、つくねちゃんは隣の暗い部屋にひとりで座っていて、不意に「ニャーッ」と鳴いたことから、その瞬間を撮影したものなのだそう。猫ちゃんの必死そうな表情に加えて、隣の部屋から漏れた明かりに顔の下側から照らされたことによって、ちょっぴりホラーな感じの写真になってしまったのだと言います。

それでは、つくねちゃんは何を訴えて鳴いていたのでしょうか。

飼い主さんに聞いてみると「しばらく相手をしてもらえず待っていたので「遊んで!かまって!」という気持ちで鳴いたのではないかと思います。」と推測。威圧感たっぷりで鬼気迫るような表情だけれど、実は構ってアピールをしていたとは何とも微笑ましいエピソードですね。そしてこの後、つくねちゃんは飼い主さんに撫でてもらい、一緒に猫じゃらしで遊んでもらったのだそうで、必死な顔をして鳴いた甲斐があったようです。

このつくねちゃんは、お家の壁に額縁が取り付けられていて、その中で佇む姿が絵画のようだと話題の猫ちゃん。

額縁の中に座ってる猫ちゃんが本物の絵画みたい!飼い主さんがDIYで自作した額縁キャットウォークが斬新すぎる
リアル猫がアートに

SNSでは可愛らしい写真がたくさん公開されていますが、黒猫はカメラで撮るのが難しいと言われる被写体。撮影する際に意識していることや上手に撮るコツなどあるのでしょうか。

その点についても聞いてみると「顔の表情が分かりやすいように光の当たり方は気をつけることが多いです。」としたうえで、「猫は瞬間的に表情が変わるので連写でたくさん撮ってその中からいい表情を選んでいます。」と回答。

確かに一枚ずつ写真を撮っていては決定的瞬間を見逃してしまうことがあるかもしれません。連写機能はスマホのカメラにもついているのでお家でも手軽にチャレンジできそうですね。

怒ったような表情をする黒猫
黒猫を撮るのは難しいニャ

実は以前飼っていた先代猫も黒猫だったという飼い主さん。

「黒猫はとても人懐っこく遊ぶのが好きなようで楽しいです。親バカですが、表情も豊かでこちらの言ってることも伝わり、賢いなーと思います。」と黒猫ならではの魅力についてコメント。黒猫は表情が見づらいと言われがちですが、今回のホラーな顔を見ると表情豊かな猫であることがよく分かります。

そんなつくねちゃんの日常風景は、SNSのXだけでなくInstagram(@oreo_creamsand_blackcat)でも公開されています。

取材協力:黒猫つくねちゃん太しっぽ(@@oreo_blackcat)さん

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