この猫はどうやって忍び込んだのか？母の悲鳴を聞いて駆けつけると…調味料の引き出しに猫ちゃんが潜り込んでいた事案が発生

家の中にいて突然、キッチンの方から家族の悲鳴が聞こえてきたら…一体何が起こったと思いますか？

悲鳴とは恐怖を感じた時、驚いた時、苦しい時などに思わず声を出してしまうこと。何か大きな怪我をしたのか、火事になってしまったのか、泥棒が入ってきたのか。とにかく良からぬことが起こった時に発せられることは間違いありません。

しかしSNSでは、意外なものを目撃して悲鳴を上げてしまった人のツイートが大きな話題になっています。それがこちらの写真。

フライパンでお米を炒めてピラフを作るという、キッチンでよく見られるお料理風景ですが、注目なのは写真左側にある細長い引き出し。調味料の容器に紛れて「生き物」が潜んでいるのを確認できたでしょうか。

猫は狭いところに潜り込むのが好きな動物であることは広く知られていますが、猫を飼っている人であっても、まさかこんな所に隠れているとは夢にも思わないでしょう。

料理中にふと視線があったらドキッとして思わず声が出てしまうのはもちろん、下手をしたらフライパンをひっくり返してしまってもおかしくありません。そんな飼い主の緊張感をよそに「まだバレてにゃい」と言わんばかりの視線を送ってくるあたりが、猫の愛嬌というか憎めないところでもあります。

写真には「朝キッチンから母の悲鳴が聞こえたから何事かと思って飛んでったけど爆笑した」という一文が添えられていて、ツイートを見たユーザーからは「やだ、可愛すぎる」「器用ですね」「やっぱ猫って液体だな」「コーヒー吹いたw」「ちょっとキッチン確認してきます！」など、多くのコメントが寄せられて大反響。本記事の執筆時点では4.7万RT、22万件を超える”いいね”を獲得しています。

信じられない場所に潜んでいたこの猫は、ノルウェージャンフォレストキャットの「むー」ちゃん。飼い主で投稿者のロゼさんによると、むーちゃんはこの後もそのままドヤ顔で居座っていたため、悲鳴を上げたお母さんにつまみ出されたそうです。

何ともほっこりする微笑ましい出来事ではありますが、振り返ってみると一つの疑問が湧いてきます。むーちゃんは、どうやってこの狭い引き出しに入り込んだのか。

ロゼさんの話しによると、まわりには足場になるようなものがなく、猫ちゃんが料理中にコンロに登ろうとするものなら、すぐにお母さんにつまみ出されるのがオチ。床からジャンプして飛び乗ったとしても、一番奥まで突き進んで体の向きを反転させる余裕はなさそうですし、そもそもこの引き出しに猫が座りこむほどのスペースはなさそう。

にもかかわらず、顔だけすっぽりと収まってこちら側を見ている姿がとっても不思議なのです。

謎を解くヒントは別の侵入経路にありました。他のTwitterユーザーから寄せられた推測によると、調味料の引き出しの奥に広がっている空間は、その下にある大きな収納スペースと繋がっていて、猫ちゃんはそこから内部にこっそりと侵入した→しかし家族に気づかれずに閉じ込められてしまう→開けっ放しになっていた調味料の引き出しから顔だけ覗かせているのではないか。とのことで、今の所この説が一番有力なのだとか。

そんなむーちゃんは、まだ1歳の女の子。お家には他にもメイクーンとスコティッシュフォールドの先輩猫がいて、新人で幼いむーちゃんはどの猫よりも甘えん坊で、どこにでも後ついてくるという愛くるしい性格の持ち主。

その一方で、死角から奇襲を仕掛けるのが好きという一面もあり、窓とカーテンの隙間に潜んでは、家族が通り掛かると飛び出して驚かせてくるのだそうですが、キッチン収納スペースで発見されたのは初めてのことなのだと言います。