「妹一家が帰った途端にコレ」白猫のミルくん、よそ行きの顔と緩みきった顔のギャップが激しすぎる
他人に見せる態度や表情を「よそ行きの顔」として表現することがありますが、これは人間だけに限ったことではなく、猫でも同じような行動を見せることがあるようです。
白猫のミルくんは、お客さんが来ている時は口を閉じているけれど、お家の中に家族しかいない時は口をぼんやりと開けていることが多い猫ちゃん。先日、飼い主さんの妹一家が帰った途端に見せたのは、その極みとも言える怠惰な表情でした。
4本の犬歯がはっきりと見えるほど、大きな口を開けたまま横たわっている猫ちゃん。
右目は完全に閉じていて、左目も開いているかどうか分からないような状態で、加えてあごを上に向けながら寝転がっている姿から伝わってくるのは、意識が完全に夢の中にあるということ。おそらく鼻も乾いてすっかりカピカピになっていることでしょう。つい先ほどまで来客があったとは思えないほど緩みきった姿です。
猫の中には、人見知りをする性格だから緊張して普段と態度が違う…という子も少なくありませんが、このミルくんは逆で、お客さんがやってくると興味津々で近付いて行く猫ちゃん。家族のことは放っておいて、「遊んで遊んで!撫でて撫でて!」とアピールしまくることから、飼い主さん的にはちょっぴりジェラシーを感じてしまうほどなのだとか。
今回、妹さん一家が来訪したのは1年ぶりで、久々の再会だったこともあってか、ミルくんは玄関先までやって来てスリスリしてしまう歓迎ぶり。しかし帰ってしまった後は、1分もかからないほどの早業で脱力した姿へと変貌。それでもお客さんの滞在中、猫ちゃんのお口はキリッと閉じられていたというから不思議です。
妹一家が帰って行った途端これよ pic.twitter.com/GpzivR3bA3
— はんびらミルとおとろレオ (@dmxsXgL0aGrwE2P) April 30, 2024
このような緩んだ姿は飼い主さんにとって見慣れた光景で、毎回見るたびに「ププッ」と笑ってしまうのだそう。一方、この時の猫ちゃんの気持ちについては「安心し切ってくれてるんだと思います。ママーンって甘えてるのかな。」と推測してくれました。
この後、猫ちゃんは15分くらいホゲーッと寝続け、満足したかと思うとフラっと何処かに行ってしまい、しばらくするとまた舞い戻ってきたと言います。
ミルくんが今のお家にやって来たのは、2019年のお正月のこと。
当時、家族らでショッピングモールを訪れていた飼い主さんは、何気なくペットショップへ猫を見に行ったところ、併設されていた猫カフェがあったので入ることに。そこで出会ったのが白猫のミルくん。そのお店は保護猫カフェで、店員さんから「ご縁を感じて頂けたらお迎えもできます」と言われて、すっかりその気になってしまったのだとか。
しかし、実家ではずっと猫を飼っていたものの、自分ではきちんとお世話をしたことがなく、お部屋にも割れ物のインテリアばかり飾ってあったことから、お母さんが難色を示したと言います。それでも、どうしてもお迎えしたかった飼い主さんは、何とかお母さんを説得することに成功。ミルくんと兄弟猫だったレオくんも一緒に家族として迎え入れることになります。
2匹は見た目が似ている白猫だけど、ミルくんは短毛でレオくんは長毛。性格はどちらもすごく甘えん坊で、兄弟一緒にお迎えするのが条件だったくらい、独りぼっちが苦手な猫ちゃんたち。普段はだいたいお気に入りの場所で寝ていたり、ニャルソックをしていたり、2人でにゃんプロしながら遊んで過ごしていることが多いのだそう。
そんな猫ちゃんたちは飼い主さんにとって無くてはならない存在。「これだけど甘えてくれると全幅の信頼を感じますし、『外で何があっても帰ったら猫がいる!』と思うといつも機嫌良く暮らせています。コロナ禍でなかなか人と会えなかった時期に寂しくなかったのも猫たちのおかげかもしれません。」と語るなど、心の支えになっているようです。
Xのアカウントでは2匹の日常風景をたくさん公開していて、「猫好きさんと触れ合えるのが楽しいので、ミルレオを覗いていただけたら嬉しいです。」とメッセージを寄せてくれました。