タイのコンビニで…猫が落ちてた!お客さんは猫を避けて通行&パトロール中の警官も記念撮影→猫にやさしい微笑みの国だった
日本と海外では文化や習慣が異なるため、何気ない日常の生活を覗いてみるだけでも、意外な発見に繋がることがあります。それは猫と人間の関係においても同じことが言えるかもしれません。
東南アジアのタイに住んでいるブロガーのプカちゃんさんは、今月、コンビニの前に猫が落ちている動画を公開。そこには日本とは違った現地の人々の反応が写し出されています。
投稿された2本の動画はいずれも、日系の大手コンビニチェーンのとある同一店舗を写した動画で、一匹の茶白猫が入り口の外側に置いてあるマットで爆睡しているシーン。お客さんが出入りするのを妨げるような形で横たわっていて、そのうち踏まれてしまうのではないかと心配になってしまいそうな状況。しかし、当の猫はまるで警戒心がなく、室内のベッドで眠っているかのように安心しきっている様子が伝わってきます。
1本目の動画は店外から撮影されたもので、お店から続々とお客さんが出てきたり、猫に気づいた女の子が身体を撫でたりしていますが、猫はまったく起きる気配がありません。
2本目の動画は店内から撮影されたもので、お店の外にはパトロール中の警官が2名写っています。そのうちの一人が近づいてきて猫をどかすのか…と思いきや、眠っている猫と一緒に写真撮影を楽んでいる様子。友人や家族に見せたりSNSにアップしたりするのでしょうか。
日本のコンビニであれば、お店側としては猫にどいてもらうような対応になりそうですし、猫にとっても知らない人がたくさん通る場所でお腹を見せたまま眠るのは危険な行為。なかなかお目にかかれる光景ではありません。
動画の投稿主であるプカちゃんさんは、1週間のタイ旅行でタイに惚れ込み、移住を決意した現地在住15年目の日本語教師。いつも行くコンビニには犬が落ちていることが多いそうですが、その日はたまたま猫が落ちていて、猫派のプカちゃんさんにとっては嬉しかったことから、その様子をしばらく側でじっと観察していたと言います。
タイのセブンにたまに猫落ちてる。
— プカちゃん (@phukachan100) June 5, 2023
パトロール中の警官が猫と写真撮ってて和んだ。平和だな〜… pic.twitter.com/hLWh2Y8eKd
犬猫との距離感が日本よりも随分と近そうですが、その理由について聞いてみると、「タイだと、屋台やお寺、学校、コンビニなどに犬や猫がいるのは普通の光景なので、それを見慣れているタイ人にとってこれが普通なのだと思います。よくコンビニの中で涼んでいる犬もいますし、この猫も前は店内でお会計の横に待機していて、並んでいるお客さん一人一人に撫でてもらっていました。タイ人にとって犬猫は身近な存在です。」と回答。
10年前と比べて最近では猫好きなタイ人も増えているように感じられるそうで、日本で人気の猫用おやつ「CIAOちゅ~る」も売っているのだとか。
一方、日本では警官が制服を着たまま猫の写真を撮っていると、苦情が寄せられそうな空気感があります。その懸念については「タイでは、ないと思います。警官はよく制服姿でカフェでコーヒーのんだり屋台でご飯を食べたりしているし、それが普通な気がします。今回は2人の警官がそれぞれ猫と写真を撮り合っていて可愛かったです。コンビニの店員さんも笑っていました。」と、大らかな国民性であることが伝わってきます。
タイではコンビニの他にも、バス停やデパートの駐車場など、さまざまな場所で犬や猫を見かけるそうで、唐揚げ屋の前では犬がおこぼれを期待して集まったりしていることも。また、プカちゃんさんが勤めているタイの学校では、教室の中に犬や猫が普通に寝ていて、先生たちが餌を持ってくるなど皆で可愛がっていると言います。
「タイ人はとても親日で明るく、親切な人がたくさんいます。ゆるい雰囲気、美味しいご飯、どこか懐かしい人の暖かさが生きています。せかせかと忙しい毎日ではなく、常にまったりゆっくり暮らせるのがタイの魅力です。」と、タイで暮らす理由について語ってくれたプカちゃんさん。
YouTubeチャンネル「プカちゃんの波乱珍丈タイ移住」では、現地での生活や出来事などを紹介した動画がたくさん公開されています。
<参考>
・トルコの競馬場で猫がレース観戦!?屋内や売店にも猫が出没→イスタンブール競馬場を撮影した動画が話題に
・【感動の再会】米国サウスカロライナ州で飼い猫が行方不明になってしまう→10年ぶりに発見されて身元が判明