難病と闘う元保護猫「ネル」の実話を絵本化!画家・あおえまりさんの原画展が10/21から開催

致死性の高い病気FIP(ネコ伝染性腹膜炎)と闘う、実在のねこをモデルにした絵本の原画展が大阪市中央区にあるギャラリーで開催されます。

大阪市中央区にあるギャラリー「The 14th.moon」での絵画展開催風景
Gallery The 14th.moon

絵本の物語の主人公は、生後3ヶ月でシェルターに保護された「ネル」という一匹の元野良猫。

最初はとても怖がりな子猫だったけれど少しずつ心を開いていき、やがて皆に愛される子へと成長。その後、ようやく里親がみつかり幸せを手にしたかに思えたのも束の間、FIPという致死性の難病にかかってしまいます。

難病FIPを克服し絵本「ネルひかる」のモデルにもなった保護猫の「ネル」
手前の猫が「ネル」

ネルは投薬による治療を開始するとともに、高額の治療費を確保するため、保護ねこ施設が中心となってクラウドファンディングを実施。

多くの人々の厚意により計100万円を超える支援が寄せられる中、継続していた治療を8月末に無事終えることができ、現在は体調も良好で元気に過ごしていると言います。

FIP治療のためクラウドファンディングで目標資金を調達した保護ねこの命を救うプロジェクト
CAMPFIREで目標達成

そんな「ネル」の物語が2021年4月、一冊の絵本になります。

「無責任な人間により不遇な暮らしを強いられているたくさんの野良猫たちを、保護猫という形で幸せにすることができる。そのことをもっと多くの方々に知ってもらえたら。保護猫活動の社会的認知促進と支援者への感謝の気持ちをこめて、ネルの里親である画家青江鞠がネルを主人公とした絵本「ネルひかる」の制作を開始しました。」
(保護猫シェルターCATS WELCAREの代表・川越さん)

10月21日からは絵本の出版に先立ち原画展を開催。

あおえまり絵本原画展のメインビジュアル
メインビジュアル

会期中は絵本の予告編原画が展示されるほか、青江鞠(あおえまり)さんの新作版画やカレンダー原画などの作品も展示・販売を実施。

ネルの古巣である保護ねこシェルターの紹介なども行われる予定となっています。

The 14th.moonの原画展開催イメージ
会場イメージ

イベント概要

名称:あおえまり絵本原画展
期間:2020年10月21日(水)〜10月30日(金)
時間:12:00〜19:00
  :12:00〜17:00(土曜・最終日)
休廊:日曜日

会場:The 14th.moon

大阪府大阪市中央区大手通1-1-10

<参考>
猫が似合う街・湯島で11回目の「ねこまつり」が開催!今回は地元の12店舗が参加
ネコと牡丹の絵には繁栄の願いが込められていた!「耄耋」をテーマにした中国絵画の展覧会が開催
干支になれなかった猫にも注目ニャ!30点の初公開作品を含む動物の日本画展が京都で開催

画像提供:CATS WELCARE

最近の投稿