日本全国から41名の猫写真家が参加!今を生きる猫たちのキオク・キロクを集めた写真展が2/22に開催

猫は多くの人々を魅了している動物で、被写体としても人気の高い題材。日本では猫の可愛らしさに焦点を当てた写真展が数多く開催されていますが、写真表現としての「猫写真展」はあまり見られないのが実情です。

そんな中、2024年2月22日から横浜市で始まるのが「ねこ写真展 @CP+2024~今を生きる猫たちのキオク・キロク~」。

カメラに向かって両手を広げる猫の写真 by 小野一俊
photo:Kazutoshi Ono

これはカメラと写真映像の大型展示会「CP+(シーピープラス)2024」のイベントの一つとして開催される写真展で、日本各地で活動する41名の猫写真家が参加。都会や漁港で生きる地域猫から作家の愛猫の写真まで、80点を超えるネコ作品が展示されます。

<出展者一覧>
あおちおさむ、池野武志、いこねこ、石井尚顕、うたかたえれじぃ、大塚 義孝、岡崎王子 as ネッコハンター、沖昌之、小野一俊、行天琴美、熊谷忠浩、河井蓬、さくらもえぎ、サトウミキ、島村恵美、田川和彦、竹内義尊、利根川キヨシ、土肥美帆、寝子、猫折れ、猫田晃広、信清 正充、はにぶちひろあき、平林佳代子、ふかがわゆうこ、星野俊光、町田奈穂、山本正義、松本伸夫、やすえひでのり、柳沢諏訪郎、吉田優 、吉田裕吏洋、米山真人、amiri 、ishico 、MARCO 、Photographe ikuyo 、simabossneko 、teru

ディレクションを務めるのは、かつて東京湾の沿岸地域に暮らす野良猫たちの撮影をライフワークにしていた写真家の星野俊光さん。

これまで「横浜赤レンガ倉庫ねこ写真展」をはじめ、作品性の高い大規模な猫写真展を数多く手掛けてきた星野さんが主催する本展では、SNSに投稿された作品や過去に開催された写真展から厳選した作品がずらりと集結。猫写真家がそれぞれの個性で捉えた、他ではなかなか見られないシーンが満載の猫写真展となっています。

東京湾の沿岸地域に暮らす野良猫 by 星野俊光
photo:Toshimitsu Hoshino

本展のサブタイトルは「今を生きる猫たちのキオク・キロク」。一体どのような思いが込められているのでしょうか。

主催者の星野さんに聞いてみると、「猫の室内飼い、保護猫活動、TNRの普及などにより、いにしえの時代から続いてきた猫と人間との関わり方は、近年大きく変わりました。かつて当たり前のように町の景色の中にいた「猫」の姿は、そう遠くない未来に見られなくなることでしょう。野良と呼ばれた「犬」が、そうであったように。」と猫を取り巻く環境の変化を指摘する一方で、「われわれ表現者も時代と共に変わって行きます。」ともコメント。

「室内で生き生きと暮らす猫の活写、地域猫として大切に育まれる外猫と人との記憶。強かに都会の片隅で暮らす猫たち。そんな、「今を生きる猫たちの記録」を、いつまでも記憶に残して行きたいと思います。」と、写真展の開催に込めた思いを語ってくれました。

会場はパシフィコ横浜の展示ホールで、開催期間は2024年2月22日(木)~25日(日)。会期中、同じく横浜市内にある大佛次郎記念館やArtGallery山手でも猫の写真展が開催される予定となっています。

写真提供:Toshimitsu Hoshino

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