車のバンパーからひょっこり出てきた猫の姿にビックリ!まるで猫専用の玄関みたいだと話題に

車のボディは種類によっていろいろな形状があり、デザイン的な魅力を感じさせる一方で、時には思わぬ場所に猫ちゃんが潜んでいることがあります。

Xユーザーのたくと(@amro2000686)さんは先日、 洗車場のオーナーさんと話をしている時にふと愛車の方へ目をやると、一匹の猫がトコトコと車へ近づいて行く姿を目撃。そこで車とのツーショットを撮ろうと近寄ったところ、猫がバンパーから出てくる場面に遭遇したと言います。

180SXのフロントバンパーの中から出てくる猫
実際の写真(提供:たくとさん)

ナンバープレートの下にあるフロントバンパーから、ひょっこりと顔を覗かせて車から出てこようとしている猫ちゃん。まるで自分のお家から出てきたかのような自然体の姿は、傍から見るとなんとも微笑ましい光景ですが、こんな場所に猫ちゃんが忍び込めるようなスペースがあるのでしょうか。

車のオーナーで撮影者のたくとさんに話を聞いてみると、この車は日産自動車のクーペ型スポーツカー『180SX(ワンエイティ・エスエックス)』。

フロントバンパーのフォルムは内側に凹んだデザインになっていて、立体的でスポーティーな雰囲気を演出していますが、実はここがちょうど猫1匹ギリギリ入れるかどうかの空間になっているのだとか。

180SXのボンネットでくつろぐ猫たち
↑ 確かに猫が入れそう

そこから出てきた猫の姿を見て、「可愛いなと思ったと同時に、危ないと思って焦りました。」と当時の状況を振り返るたくとさん。実家では7匹ほど猫を飼っていて、外で猫を見かけるとまじまじと見てしまうくらいネコ好きなこともあってか、一瞬目を奪われてしまったと言います。

一方、車に入り込んでしまった猫ちゃんの心境については「興味本位で車に近づいていって、たまたま隠れるのにちょうどいい隙間があったので、入っていったのかなと思います。」と推測。過去にも猫が車の周りにやってきたり、近づいてクンクンと匂いを嗅ぐのを見たことはたまにあったのだそうですが、フロントバンパーの中に入っている姿を見たのはこの時が初めてのことだったのだとか。

とは言え、バンパーの中は密室ほど身を隠せるスペースではないため、長居するには適していないと判断したのか、偵察を終えてスタスタと降りてきた猫ちゃん。この後、車のまわりをぐるっと一周して離れて行ったと言います。

180SXの横にたたずむ猫
パトロールは完了ニャ

この写真が「前置きインタークーラーが無いと猫が入ってきて危ない」というコメントと共にSNSのX(旧Twitter)へ投稿されると、6,000件を超えるリポストと4万件の”いいね”が発生。

写真を見たユーザーからは「そこ玄関なんですね〜」「何だこのキャットポイント(溜り場)な車は…」「確かにコレはこわい」「猫バンバンしないとダメですねぇ!!」など、様々なメッセージが寄せられて大きな反響を呼んでいます。

メッセージの中には猫の身を案じている発言も少なくありませんが、その対策となりそうな「前置きインタークーラー」とは何なのでしょうか。

投稿主のたくとさんに聞いてみると、ターボからエンジンへ送られる熱気を冷却するためのチューニングパーツなのだそうで、今回猫が入り込んだ場所に取り付けることが可能。冷却性能があるだけでなく、フロントバンパーに隙間がなくなることにより、猫が誤って入り込まなくなる効果も期待できるのだとか。

実はたくとさんの愛車は、ボンネットやルーフに猫ちゃんが乗ってくることがある、何故か猫にモテてしまう車。そのため、普段から車に乗り込む際には周りを確認するのが習慣になっているのだそう。

180SXにたむろする猫たち
猫が寄ってくる車

しかし、猫バンバンや車の下を覗き込むところまでの確認はあまりしていなかったようで、今回の出来事によって改めてその重要性を実感。車に乗る際には「猫がいないか気をつけなければならない」との思いを再認識させられるエピソードだったようです。

取材協力:たくと(@amro2000686)さん

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