人工知能でネコの症状を自動判定してくれる!スマート猫トイレ「トレッタ」に新サービスが追加

トイレから愛猫の健康を見守るスマート猫トイレ「toletta(トレッタ)」が2020年6月11日、新たに2つのサービスを提供開始したと発表しました。

次世代スマート猫トイレ「toletta(トレッタ)」の製品&アプリ画面イメージ
toletta(トレッタ)

トレッタはねこが中に入るだけで、体重や尿量などの健康指標を自動で計測してくれるスマート猫トイレ。

計測したデータは専用のスマホアプリに瞬時に表示され、数値の変化を把握して病気予防に役立てることができるほか、内蔵カメラによって個体を識別することも可能。多頭飼いしている家庭でも、猫ごとに健康情報を簡単に記録&管理できるのが特徴です。

スマート猫トイレ「toletta(トレッタ)」の専用アプリで計測データを表示したイメージ
グラフイメージ(例)

2020年6月現在では、初期費用(トイレ本体&専用アプリ)+定額プラン(トレッタねこ病院のプラン)による料金システムを採用。

トレッタの保有者に対しては、計測データに異常があった場合に獣医師からアラートが届く「AIみまもり機能」や、獣医師へのLINE相談、獣医師と動物看護師の自宅訪問による健康診断など、ねこの定期的な健診を促し病気の早期診断に繋げるさまざまなサービスを定額プラン内で提供しています。

今回新たに提供を開始したのは「トレッタAI先生」と「オンライン相談」という2つの新サービス。

トレッタAI先生は、飼い主さんが愛猫の症状に関する質問にLINEで回答すると「症状の緊急度」と「関連性がある疾患」をAI(人工知能)が自動で判定してくれるというもの。

LINEで症状の緊急度を判定する「トレッタAI先生」の画面イメージ by スマート猫トイレ・トレッタ
「トレッタAI先生」の画面イメージ

例えば「ねこの体調がいつもと違うけど、今すぐに動物病院へ行くべきなのか分からない」といったケースなど、判断に迷う場合でも自宅にいながらすぐに確認することができます。

現役の臨床獣医師がシステム設計&開発を手掛けたという本サービス。開発元企業によると「様々な情報が手に入るこの時代に、少しでも多くのねこちゃんやそのご家族に正しく、素早く知りたい情報を提供し、不安を解消できれば」との思いで開発されたものなのだとか。

現時点で判定対象の症状は猫に多く見られる「涙目」に限定されていますが、今後は対象の拡大、および判定精度の向上に取り組んでいくとしています。

すまし顔で腕を組むグレー白猫のイメージ写真
猫の病気は気付きにくいのニャ

もう一つの新機能であるオンライン相談は、ビデオ会議システムの「Zoom」を使って獣医師や動物看護師に日頃のケアに関する相談ができるサービス。

これまでにもトレッタには、愛猫の健康に不安を感じたらLINEのメッセージで獣医師に相談できるサービスが提供されていましたが、今後は相手の顔を見て会話をしながら相談することもできるようになります。

スマート猫トイレ「トレッタ」のZoomを使った獣医師へのオンライン相談イメージ
ビデオだから猫の様子も見せられる

オンライン相談は事前予約制で、一人ずつしっかりと時間をかけてヒアリングを実施。

それを踏まえて猫のケアの仕方に対するアドバイスを行うというもので、第1弾として、飼い主さんからの相談が多く寄せられるという「フード」に関するオンライン相談がスタートしています。

ねこちゃんの健康のため、フードに気を配っている飼い主さまは多くいます。しかし、独学の誤った知識により、「ごはんの後に吐くことが多いけど仕方ない」「ごはんに飽きっぽいから種類をたくさん用意する」など、フードを適切に与えていない方が多いです。正しい知識が伝わっていないのは、身近に相談できるプロがいないことが原因と考えています。本サービスにより正しいケアの方法をお伝えし、ねこちゃんの健康と幸せにつながることを願っています。
(――トレッタ動物看護師の飯塚さん)

オンライン相談の事前予約は既に受付を開始しており、大きな反響が寄せられていることから、随時、予約枠の増枠に対応していくとしています。

スマートねこトイレ「(toletta トレッタ)」
toletta(トレッタ)

<参考>
猫が好む横幅は50cm以上、服部幸獣医師×ライオンが共同開発した猫トイレが登場
なんと猫のトイレが赤ヘルに…!広島東洋カープとコラボした真っ赤な猫トイレが登場

(C) Toletta Cats Inc.

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