無料で使えるネコ専用のカメラアプリ「撮る猫」最新バージョンを公開
猫専用のカメラアプリ「撮る猫」の新しいバージョンが5月4日にリリースされ、可愛い猫の写真を撮るための新たな機能が追加されました。
「撮る猫」とは、2012年3月にリリースされて以来累計ダウンロード数が30万を超えるなど、猫好きユーザーに愛用されているiOS用のカメラアプリです。
猫はさまざまな表情を見せてくれる生き物ですが、その動きは予測不能。カメラを構えていても、なかなか決定的瞬間を捉えることができない・・と苦労している飼い主さんも多いのでは。
本アプリには、そんな猫のベストショットを撮影するサポート機能を搭載。アプリを起動すると同時に無音でシャッターを切り続けた状態になり、撮影ボタンを押すとそのショットと前後の写真(全12枚)が一緒に記録される仕組みになっていて、その中からお気に入りの写真だけを端末に保存できるようになっています。
カメラを向けているだけで常にシャッターを切り続けている状態なので、不意に猫が動き出してもシャッターチャンスを逃すことなく、狙ったタイミングの写真を撮影できるのが大きな特徴です。
また、猫といえば気が散りやすい動物。なかなか視線が定まらないので写真を撮る時にはカメラの方向に注意を引きつけるのに苦労しますよね。
このアプリはカメラを猫に向けている最中、スマホの画面をタップすると本物の猫の鳴き声が「ニャ〜」と出る仕組みになっていて、片手でスマホを持ってシャッターチャンスをうかがったまま猫をこちらに振り向かせることが可能。画面のどこをタップしても鳴き声が出るほか、タップするたびに鳴き声が変わるなど、猫を飽きさせないような工夫が凝らされています。
その他にも、連続写真(一連の猫の仕草)を1つの画像にまとめることができる機能や、暗い場所で撮影するとき猫の目に優しいライトの明るさ調整機能など、猫を撮影するのに便利な機能がたくさん搭載されているカメラアプリです。
今月新たに追加された機能は以下の4つ。
1. 自動水平補正
この機能は、撮影時にiPhoneの加速度センサーを利用して画像ごとの傾斜角を割り出すことで、必要に応じて撮影後の水平補正を自動で行うことができる機能。猫に集中しすぎて傾いた写真になってしまっても自動で調整することができます。
2. アスペクト比変更
こちらはSNSでシェアする際に便利な、撮影後に写真の縦横比を変更できる機能。一般的なカメラアプリではあらかじめ決められたアスペクト比(画面の縦横比)で撮影を行いますが、新機能では撮影時にワイドサイズの画像を内部的に保持しておくことで、撮影後にアスペクト比と構図の変更を実現。写真の最適な大きさがSNSによって違う場合でも、ワイド(16:9)、スタンダード(4:3)、スクエア(1:1)の中からサイズを選ぶことができます。
3. おまかせ露出補正
スマホで猫を撮ろうとすると毛色によっては顔の表情がはっきり映らない・・など、うまく撮影できないこともありますが、そんな場合でも露出補正で鮮明に撮影することが可能。最新のiPhoneやiOSの機能&性能を十分に発揮してくれます。
4. 撮影時ズーム&手ぶれ補正
遠くに離れた猫を撮影できるようにズーム機能を最大10倍まで拡張。カメラを構えた状態でズームを拡大しようとすると動作につられて画面が動いてしまいがちですが、手ぶれ補正機能によって画面の揺れを低減してくれます。
というわけで、猫を撮影するのにますます便利なカメラアプリへとパワーアップした「撮る猫」。
開発者の方にこのアプリを作った経緯をうかがったところ、もともとは「我が家の可愛い猫たちを可愛く撮りたい」という思いから製作。そして特徴的な常時シャッターを切り続ける機能は、猫は動きが早くシャッターを押した時には狙った動作が終わっている・・・という悩みを解消すべく考案されたものなのだとか。
今回ご紹介した「撮る猫」のアプリは、猫以外にも犬やウサギなどの動物はもちろん、乳幼児などの決定的瞬間を撮る際にも使用することが可能。画面内に表示される広告を非表示にしたい場合のみ有料(360円)となりますが、アプリ内の機能は基本すべて無料で利用することができますので、猫を飼っている人は試しに使ってみては。
ネコ専用のカメラアプリ「撮る猫」にアニメGIF作成機能が追加
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