南極に渡った猫「たけし」と一緒に暗号を解き明かせ!名古屋港の南極観測船ふじで謎解きゲームが開催中
愛知県の名古屋港に係留されている「南極観測船ふじ」で7月16日(土)より、子猫をテーマにしたリアル謎解きゲームが開催されます。
全長100mの大きさがある同船は、昭和40年(1965年)から18年間にわたって日本と南極を行き来した2代目の南極観測船で、厚さ80cmまでの氷を連続で砕氷することができた、日本で最初の本格的な砕氷艦。
退役後は南極観測についての博物館として、名古屋港ガーデンふ頭に展示されており、船内では操縦室や調理室、食堂、医務室、理髪室、乗組員たちのプライベート空間であった居室など、マネキン人形を配置しながら同時の暮らしぶりをリアルに再現。
放映しているシアターやビデオでは南極観測の歴史や意義などについて紹介しているほか、甲板には南極観測支援用のS-61Aヘリコプターが展示されており、入場者は間近で見学することができます。
南極に渡った動物といえば、観測隊に同行して取り残されたものの、1年後に救出された奇跡の樺太犬「タロ」と「ジロ」が有名。
近くにある「ふじの広場」には、同船で実際に使用していたスクリューのプロペラと共に、2匹の銅像が建てられています。
しかし、南極には犬だけでなくカナリアやハムスター、ブタなど、他の動物も日本から持ち込まれたことはあまり知られておらず、中には「たけし」という珍しいオスの三毛猫もペットとして越冬した記録が残っています(現在は南極への動物持ち込みは禁止)。
現在行われている特別展「南極に渡った動物たちとリアル謎解きゲーム ~子猫のたけしと謎めいた手紙~」では、そんな南極に渡ったオスの三毛猫「たけし」と一緒に謎解きゲームをするというコンセプトで、南極観測船ふじに加えて、隣接する「名古屋海洋博物館」「名古屋港ポートビル展望室」の3施設を巡回。
南極観測の知られざる歴史や、港・船・海、海洋文化などについて理解を深められるイベント内容となっています。
<ストーリー>
名古屋港に訪れたあなたは、猫の鳴き声を耳にした。
しかしあたりを見回しても猫はおらず、代わりに小さなメッセージカードと謎めいた手紙が落ちていた。このメッセージカードを拾ったきみへ
ぼくは南極に行った猫のたけし。南極で一緒に過ごした「隊員さん」「子分の子犬」「ライバルのかもめ」から変わった手紙が届いたにゃ。
どうやらみんなが作った暗号を解かないとその手紙が読めないようになっていて、とても困っているにゃ。
だからぼくと一緒に暗号を解いて、みんなからの謎めいた手紙を解き明かしてほしいにゃ!
イベントの参加方法は「南極観測船ふじ」の入り口で問題用紙をもらってスタート。名古屋港ポートビル3階にある「名古屋海洋博物館」や、7階の展望室を巡って暗号を解いていきます。
所要時間は1時間30分〜2時間ほどで、すべての暗号が解けたら展望室のゴール受付で報告。正解者には参加記念品がプレゼントしてもらえます。
本イベントの参加費用は無料ですが、各施設の入場料は必要(3施設共通チケットの場合 大人=710円)。
通常の受付時間はスタートが9:30~15:30、ゴールは17:00までとなっていますが、8月中の土日および11日(木)〜14日(日)は、スタートとゴールの締切時間が各2時間延長して開催されます。
名称:南極に渡った動物たちとリアル謎解きゲーム ~子猫のたけしと謎めいた手紙~
期間:2022年7月16日(土)~9月4日(日)
休み:会期中無休
会場:南極観測船ふじ、名古屋海洋博物館、名古屋港ポートビル展望室
<参考>
・古都の町を散策しながら白猫を探し出せ!京都ブライトンホテルが謎解き宿泊プランを提供
・猫に囲まれて暮らした文豪・大佛次郎の記念館で謎解きイベント「ねこからの招待状」が開催
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