猫の行動をLINEでチェックできる!ペット用の活動データ計測機プラスサイクルがNECとコラボ

動物病院の運営などを手がける日本動物高度医療センターは3月30日、同社が開発している犬猫用の活動量計「Plus Cycle(プラスサイクル)」を活用した、ペットとLINE上でトークができる新サービス「waneco talk(ワネコトーク)」を発表しました。

プラスサイクルは猫や犬の首輪に装着するペット用のウェアラブル端末で、内蔵した3軸加速度センサーによって愛猫の活動量や休んでいる時間などを計測できるだけでなく、気圧センサーよって縦の動き(=ジャンプ回数)まで計測できるのが特徴。

小さくて軽量(直径2.7cm×重さ約9g)のため猫でも負担をかけることなく装着することができ、ボタン電池で4ヶ月間稼働するため充電の必要がないほか、記録したデータは専用のスマートフォンアプリで閲覧したり、全国にある1,000の動物病院でデータを共有することができます。

犬猫用の活動量計 Plus Cycle(プラスサイクル)
専用アプリの画面イメージ

今回発表した「waneco talk」はLINE公式アカウントを友だち追加すると、留守番をしている愛猫・愛犬の状況を、遠隔地からでもLINEトークの形式で把握できるサービス。

その仕組みは、プラスサイクルを首輪に付けて取得したデータをAI技術で分析し、ペットの活動状態に基づいた情報がLINE公式アカウントから送られてくるというもので、2021年4月から実証実験を開始し、一般向けには2021年8月に提供開始が予定されています。

近年はペットのデータを計測してスマホで確認できるウェアラブル端末が増えていますが、飼い主にとっては頻繁に使うアプリの数はなるべく抑えたいところ。

「waneco talk」はいつも連絡用に使っているLINEのアプリを立ち上げるだけで済むほか、LINEのトーク機能を利用しているため、まるでペットと会話をしているような感覚で愛猫・愛犬の活動量データを把握することができます。

LINEトークの画面イメージ

サービスの要となるデータ分析を担うのは、NECが新たに立ち上げた「waneco(ワネコ)」というプラットフォーム。

「waneco」は飼い猫や飼い犬に関する情報やサービス・手続きを、1つのID「waneco ID」で連携し、デジタル化した情報を共有&活用できるサービス。

ペットに関する情報は意外と多く、名前・体重・種別・マイクロチップ番号などの個体情報から、診察履歴・投薬履歴・健康診断結果などの医療情報、その他にも性格・問題行動・アレルギーといった飼育に必要な情報まで多岐にわたりますが、現状ではそれらが個別に管理されている状態で、デジタル化されていないデータも少なくありません。

「waneco」は、そんな人とペットとの暮らしにおけるさまざまなサービスをIDで繋ぐことを目的としたプラットフォームで、第1弾として開始するのがプラスサイクルと連携した「waneco talk」。

waneco talkの仕組み

4月からの実証実験では、猫や犬を飼っているNECグループの社員約100名のペットにプラスサイクルを装着し、「waneco talk」を利用してペットの活動量データを収集&蓄積。それらのデータはLINEトークのメッセージ精度向上に活用されるほか、ペットの振る舞いを登録してAIの学習データにする取り組みも始まっています。

今後はパートナー企業との連携を進め、ペットサロン向けの無償版アプリや、施術データと血統種・性別・年齢別の傾向を把握するデータ分析サービスを順次展開していく予定で、アプリにペットの健康チェックに欠かせない耳・歯・目・皮膚・被毛の状態などを登録することによりカルテ情報のデジタル化もスタート。

NECによると、ペットの飼い主が本サービスを利用することにより、ペットサロンでの健康状態の気づきを動物病院と共有して治療や飼育アドバイスに活用するなど、犬猫の適正や状態にあったサービスを享受できるようになるとしています。

<参考>
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(C) NEC Corporation/Japan Animal Referral Medical Center

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