日本有数の避暑地として知られる長野県・軽井沢にあるプリンスホテルで2021年6月18日(金)より、飼い猫と一緒に宿泊できる珍しいサービスが始まりました。

首都圏から1時間ほどでアクセスできる利便性の高さと、豊かな自然、美味しいグルメ、レジャーやショッピングなどを楽しめるとあって、別荘地や旅行先としても人気の軽井沢。その玄関口となる軽井沢駅近くに広がるリゾートエリアが「プリンスグランドリゾート軽井沢」。

敷地内には8つのホテルやコテージなどの宿泊施設をはじめ、ゴルフ場、スキー場、結婚式場、スパ、​ショッピングモールなどの施設が点在していますが、今回、猫と一緒に泊まれるプランを提供開始したのは、その中でもアウトレットから近い立地で人気の「軽井沢プリンスホテル イースト」で、森の中に3棟のキャットコテージを設置。

ログハウスのような木の温もりを感じられる室内は50㎡超ほどの広さがあり、リビングルーム、ベッドルーム、バスルーム、トイレなどで構成。入口には専用柵があり、間取図を見ると2重ドアになっているなど、猫の脱走対策も施されていそうな作りとなっています。

注目なのは猫用設備のラインナップ。リビングルームにはキャットタワーやキャットハウス(ケージ)が、壁面にはキャットステップなどが取り付けられていて、猫が遊んだり上下運動できるようになっているほか、猫用のベッド・食器・トイレ・猫砂・トイレ用袋なども用意されており、猫の食事以外は備え付けの備品で済みそうな充実ぶりです。

猫がリラックスするのに欠かせない爪とぎも置かれていて、宿泊後はそのまま持ち帰ってもOK。消臭スプレーや掃除用具一式もあるので、猫が嘔吐や粗相してしまってもすぐにお掃除することができます。

また、コテージの一部はウッドテラスになっていて、テーブルや椅子などが置かれているため、自然の空気をたっぷりと感じながら愛猫が室内で遊んでいる姿を眺めるといった、都会ではなかなか味わえないシチュエーションを楽しむこともできます。

リゾートホテルで猫と泊まれるプランを提供するのは珍しい取り組みですが、軽井沢プリンスホテルでは新型コロナウイルス感染症の影響により自宅時間が増える中、ペットを家族として迎え入れる人が増えていることから、愛犬と一緒に宿泊できる25棟のドッグコテージを運営中。

その一方で「猫と一緒に旅行を楽しみたい」という要望も多く寄せられたことから、新たにキャットコテージを設置するに至ったのだとか。

同ホテルによると、コロナ禍の行動変容を受けて仕事と休暇を組み合わせた「ワーケーション」という過ごし方をする宿泊客が増加しており、今後は家族の一員である猫と一緒に楽しめる「ニャンケーション」で休暇を過ごすことも可能になるとしています。

キャットコテージの宿泊プランは定員が1棟2名、料金は「1泊室料＋ネコ1匹分の宿泊代付き」で29,524円～（2匹目から1匹につき追加料金4,000円／1棟の上限は3匹まで）。

2021年6月18日〜2022年3月31日まで販売される予定となっています。

＜参考＞
・会ってみたい宿泊施設の看板猫ランキング！従業員やお客さんを癒やしてくれる魅惑の猫たちを紹介
・旅館、民宿、ゲストハウスの猫にフォーカス！紀行番組 旅猫ロマンの傑作選5〜6話は「お宿の猫」
・部屋の窓から猫が見える！ガラス1枚で猫カフェと仕切られたホテル「ねこ旅籠」がオープン

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