元陸上自衛官の広報カメラマンが撮影!写真集「そとねこたちのポートレート」が刊行&展示会も開催

テレビやCMに出演しているタレント猫や、SNSで人気のインフルエンサー猫、猫カフェでのんびりと過ごしている猫など、私たちの日常には人間から愛情を注がれて幸せそうに暮らしている猫が目に入りがち。

しかし同時に、人の暮らしのすぐ側にいながら、人の知らない時間を生きている猫たちも存在しています。

そとねこの世界

室内で暮らしている猫の平均寿命は今や16歳に迫る勢いで高齢化が進んでいますが、外で暮らしている猫たちの寿命は諸説あるものの、おおよそ3〜5年くらい。食べ物を安定して確保することが難しく、真夏や真冬の厳しい気候条件、感染症や交通事故の遭遇など、過酷な生活環境によってその多くは仔猫のうちに命を落としてしまいます。

本書は、そんな「そとねこ」にフォーカスした写真集で、家も名前も持たないねこたちの生きる姿を捉えた写真作品が、オールカラーで64ページにわたって収録されています。

表紙イメージ
カメラに気づかない猫もいれば
しっかりと監視中の猫も…

著者はヒトねこ写真家の阪井壱成(さかい いっせい)さん。

2009年に陸上自衛隊に入隊後、写真家だった父の影響から写真を撮り始め、2016年からは広報陸曹として自衛隊観閲式など訓練行事の撮影任務に従事。昨年退官した後はフリーランスフォトグラファーとして活動中で、百葉舎の写真集「さんぽキャッツ」シリーズの著者として参加しているほか、「ねこ専」や「横浜赤レンガ倉庫ねこ写真展」などのイベントにも出展しています。



ライフワークとして外で暮らす猫を撮影している阪井さんは「撮り続けているうちに姿を見せなくなったねこも多くいる」と語るなど、そとねこを取り巻く過酷な環境を実感している一方で、厳しい自然がときおり見せる優しい風景や、過酷な状況の中だからこそ猫たちが見せる野性味のある表情など、飼い猫には見られない写真が撮れる事実もあると指摘。

自らの作品について「厳しくも素晴らしい世界と、その中で懸命に生きるそとねこたちの肖像写真であると思っている」と述べています。

野性的な表情をみせる猫
眼光も鋭いですニャ

本書はそんな著者がこれまで撮影してきた「そとねこ」の写真を収録した写真集で、写真出版.comが主催する「第2回写真出版賞」のエンターテインメント部門で最優秀賞を受賞した作品。

序文では読者に向けて「願わくはこのファンタジーなねこ写真を見て、私たちのすぐ近くにいる隣人たちの世界に少しでも目を向け、彼らの境遇に思いを寄せて頂けたら幸いです。」とねこたちへの思いを綴っています。

人間のすぐ側で暮らしている猫たち
その世界を覗いてみては

また、11月13日(金)からは本書の出版記念展を東京・文京区にあるユカイハンズ・ギャラリーで開催。作品の展示やスライドショーが行われるほか、11月14日(土)の19:00からは写真家・青山裕企さんとのトークイベントも予定されています。

<出版記念展>
期間:2020年11月13日(金)〜15日(日)
時間:13:00〜20:00
場料:無料
会場:YUKAI HANDS Gallery
住所:東京都文京区関口1-30-9

<書籍情報>
書名:そとねこたちのポートレート
著者:阪井壱成
仕様:A5判/64ページ
定価:1500円+税
出版:みらいパブリッシング
発売:2020年11月12日

<参考>
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(C) MIRAI PUBLISHING

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