美女に甘える猫から化け猫まで!ねこの浮世絵を集めた「猫じゃ猫じゃ展」が広重美術館で開催中

猫を描いたさまざまな浮世絵作品を展示する「帰ってきた!猫じゃ猫じゃ展」が栃木県にある那珂川町馬頭広重美術館にて8月29日まで開催されています。

猫の浮世絵を展示する「帰ってきた!猫じゃ猫じゃ展」のメインビジュアル by 那珂川町馬頭広重美術館
公式サイトより

これは2014年に開催された「福を招く!猫じゃ猫じゃ展」の続編となる特別展で、美女に甘える猫、子どもと遊ぶ猫、ねずみから蚕を守る猫、踊る猫、化け猫など、たくさんの猫たちが同美術館に集結。

猫を抱えながら作品を制作していたと言われるほど愛猫家の絵師・歌川国芳を筆頭に、「名所江戸百景」の中に猫を描いた歌川広重、美人と共に猫を描いた歌川国貞、歌川芳年、歌川幾英、渓斎英泉、四代歌川国政など、江戸から明治にかけて活躍した浮世絵師たちの個性豊かなネコ作品が展示されるほか、日本各地から集められた猫の郷土人形なども鑑賞することができます。

会期中は「猫じゃ猫じゃギャラリー」を設置。

飼い猫の写真(紙焼き/サイズは5cm×9cm以上〜15cm×20cm以下)を持参すると専用スペースに展示してもらえるほか、入館料が1割引になる特典を受けることが可能(他の割引との併用不可)。また、展示された猫の写真は来館者による人気投票が行われ、投票した人の中から抽選で前期後期各5名に図録とペア招待券がもらえる特典も用意されています。

会場となる那珂川町馬頭広重美術館は、江戸時代末期の浮世絵師・歌川広重の貴重な肉筆画を中心とした美術館で、建築家・隈研吾氏の代表作の一つでもあることから、世界中から見学者が訪れる美術館として有名。平屋建ての建物全体を地元産の格子で覆い、自然豊かな那珂川町の景観に溶け込むような設計になっており、展示作品だけでなく館内や敷地内を散策して楽しむこともできます。

<イベント概要>
名称:帰ってきた!猫じゃ猫じゃ展
前期:2021年6月19日(土)〜7月25日(日)
後期:2021年7月29日(木)〜8月29日(日)
時間:9:30〜17:00
休館:月曜(祝日は開館)、祝日の翌日
入館:一般 700円、高大生 400円

会場:那珂川町馬頭広重美術館

栃木県那須郡那珂川町馬頭116-9

<参考>
葛飾北斎もびっくりニャ!浮世絵の名作「富嶽三十六景」がネコの爪とぎになって登場
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