キジ猫好きにはたまらない、キジトラ専門の猫カフェ「しましま屋」
当サイトではこれまで黒猫専門の猫カフェ、メインクーン専門の猫カフェなどをご紹介してきましたが、今回はキジトラ専門の猫カフェのご紹介です。
そのお店は今年の5月、兵庫県神戸市の垂水駅(たるみえき)近くにオープンした、キジトラだけの猫カフェ「cat cafe しましま屋」。
場所はJR垂水駅前にあるビルの3Fにあります。
お店のドアは2枚構成になっており、外側のドアを開けて中に入ったら靴を脱いで手の消毒を済ませ、店内での注意事項について説明を受けます。終わるとスタッフの方が内側のドアを開けてくれるので入店。猫ちゃんがお出迎えしてくれるかどうかは気分次第です。
キジトラが同化しそうな濃い木目のフローリングと落ち着いた雰囲気に包まれた店内にいるのは、人懐っこい7匹の猫たちで、もちろん全てキジトラ(キジ猫)。ここにいる猫たちはすべて保護猫で、中には里親募集中の猫ちゃんもいます。
店内にはロッカーがあり、貴重品がある場合は鍵もかけられます。猫ちゃんと触れ合うので、壊れやすい物や大事な物(アクセサリーなど)は入れておいたほうが良さそうですね。
しばらくすると、スタッフの方から入店開始時間の書かれた札が手渡されるので、ロッカーの鍵と一緒に手首に身に付けたり、ポケットに入れたりして各々で保管します。
ロッカーの上にはドリンクメニューとネコ紹介のパネルがありますので、まずは持ち歩いて眺めてみるべし。ドリンクの注文はしなくてもOKですが、飲みたくなったらスタッフの方に声をかけてみましょう。
活発な時間帯は猫ちゃんたちによってバラバラですが、今は全員が1歳前後の遊び盛りな時期のため、たくさん遊んでくれる猫たちが多いとお客さんからは大好評。
お店の方に人気の猫ちゃんを伺ってみたところ、ジャンプ力がすごい「こと」ちゃん、おしゃべりな「もも」ちゃん、お客さんのヒザの上に乗って寝ることもあるという「りゅん」くん、が特に人気を集めているのだとか。
ご飯タイムは8月30日から20:00〜21:00の時間帯に実施する予定で、現在は猫ちゃんの体調などを見ながら、夕方頃にオヤツタイムを実施することもあるそうです。
キジトラが好きな人にはたまらない空間ですよね。
お店の方によるとキジトラだけが集まった猫カフェは日本初なのだそうですが、なぜキジトラだけにしようと思ったのか気になるところですよね。店主の方は以前、OLをしながら預かりボランティアとして子猫を育て、里親希望者宅へ猫ちゃんを届ける活動を行っていたそうなのですが、里親募集中の猫のうち、キジトラが残りがちだったことからキジトラだけの猫カフェにしようと思い立ったのだとか。
また、店主のそのような経緯から、お店では売上の一部が保護猫たちへの募金となるハンドメイド雑貨の販売もあり、楽しみながら猫助けに繋げられるという側面も。奥には本棚と雑貨販売コーナーがあり、自由に見られるようになっています。
雑貨販売は全て作家さんによるハンドメイドの作品で、ブレスレットやピアス、イヤリング、ポストカードなどその時々のアイテムが並んでおり、売上の一部または全額が同店で里親募集中の保護ネコ達への医療費やフード代などに充てられます。
ひとしきり猫ちゃんと触れ合ったら眺めてみるのも面白そうですね。
また他の猫カフェでは小学生以下のお子さんは入店できないというお店も多いですが、こちらは親御さんが同伴して見守ってくれれば年齢制限はなく、お子さんの入店もウェルカムとなっています(料金は大人と同じ)。
帰る時はスタッフの方に時間札を渡すとお会計をしてくれます。会計が終わってお店を出るときに猫ちゃんたちが出てしまわないよう、スタッフの方が扉を開けくれますよ。
さてさて、キジトラだらけの猫カフェ、いかがだったでしょうか。
キジトラは色んなところでよく見かける柄なので、あまり注目したことがない・・という方もいるのでは。
しかし侮ることなかれ。
今年の2月にアイペット損保から発表された「猫の好きな毛色(柄・模様)ランキング2017」では、キジトラは1位の茶トラと僅差の2位。一方、アイリスペットどっとコムから発表された「猫の国勢調査2017」では、飼い猫の毛色ランキングで1位を獲得するなど、人気と実力?を兼ね備えたニャンコなのです。
キジトラを家で飼っていない方にとっては、直にキジトラと触れ合える機会というのは意外に少ないのではないかと思いますので、キジトラ好きな方はもちろん、キジトラの魅力に触れてみたい方は、訪れてみてはいかがでしょうか。
cat cafe しましま屋
時間:13:00〜21:00(最終受付20:00)
料金:1,000円〜/1H
休日:不定休
兵庫県神戸市垂水区神田町2-3 青木ビル3F
画像提供:cat cafe しましま屋