救世主現るッ…!新型コロナ患者のペットを無償で預かってくれる取り組みをアニコムが開始

ペット保険サービス企業を傘下に持つアニコム ホールディングスは2020年4月10日、新型コロナウイルスに感染した人のペットを無償で預かる「#StayAnicom」というプロジェクトを開始したと発表しました。

新型コロナウイルスに感染した人のペットを無償で預かるプロジェクト「#StayAnicom」のメインビジュアル
#StayAnicom

世界各地に広がり猛威を奮っている新型コロナウイルス。

感染すると軽症重症を問わず原則入院が必要で、場合によっては宿泊療養や自宅療養などの措置を取られることになりますが、ペットと一緒に暮らしている人はどうすればよいのか。

飼い主さんに抱きかかえられながら頭を撫でられる猫のイメージ写真
ペットにはお世話が必要ニャ

東京都獣医師会によると、新型コロナウイルス感染症にかかっている人はペットの世話を家族に依頼するなど、基本的にはペットとの接触を避けるべきとの見解を公表。自宅療養中で他に依頼できる人がいない場合は「ペットの体表にウイルスが付着しないよう療養中の部屋にペットを出入りさせない」「マスクやグローブを装着して世話をする」といった点に注意しながら、自身でお世話をすることを推奨しています(2020年4月8日時点)。

しかし入院が必要となった場合は、「家の近くにお世話を依頼できる人がいない」「ペットホテルなどに預けようとしても断られるのではないか」など、ペットの預け先について不安を感じている人も少なくありません。


「#StayAnicom」はそのようなペットの飼い主さんに対してアニコムが保有する施設の一部を開放し、飼い主さんが隔離や入院生活を送る間にペットを無償で預かってくれるという取り組みで、対象となるのは犬や猫などの動物。「コロナに感染し、ペットを飼育できる状況にない」という人であれば誰でも(ペット保険に加入していない人でも)申し込むことができます。

預かり期間中にお世話をしてくれるのは、アニコムの獣医師を中心としたペット好きの同社社員たち。

フードやトイレをはじめ、犬の場合は散歩、持病がある場合には日常的に内服しているお薬を持参すれば投与してくれるなど、できる限り自宅と同じように過ごせるよう配慮してくれるほか、ペットの近況についても連絡できるよう最大限努力する意向を示しています。

預かり場所については、当初は東京近郊の施設を予定。

「#StayAnicom」でペットの預かり先として活用される施設外観イメージ
活用予定施設の一例(千葉県)

同社によると、その後は申込みがあった居住地域に応じて随時検討していくほか、預かり期間や頭数についても申込み状況に応じて可能な限り対応できるよう、受入れ体制を拡大していく方針を表明。

ただし、施設や人員には限りがあるため、状況によっては希望に沿えない場合もあるとしています。

#StayAnicom|ペット預かり希望者用フォーム
https://service.anicom.co.jp/form/pub/anicompr/stayanicom

参考:【最新】新型コロナウイルスのペット向けニュースまとめ、犬猫への感染・予防などQ&Aも公開

(C) Anicom Holdings, Inc.

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