日本初!犬猫の殺処分0を訴える専用カーがレースに参戦、啓発イベントも開催
静岡県にあるサーキット・富士スピードウェイで2018年6月16日(土)から2日間、猫や犬の殺処分ゼロを呼びかけるイベントが開催されます。
これは東京のボランティア団体「Spr Racing Project犬猫の殺処分0《ZERO》」が企画したイベント。同団体はレーシングチーム「K2Racing」に所属するレーシングドライバーで犬猫の保護活動に12年間携わっているススム中村氏が中心となり、モータースポーツを通じて殺処分される犬猫の現状を世の中に広めることを目的として、2017年1月に設立。
期間中はボランティアで参加する12名のレーシングドライバーらが中心となり、犬猫の殺処分ゼロをアピールするレーシングカーの披露やレース参戦をはじめ、保護された犬猫の譲渡会やチャリティーグッズの販売などが行われます。
サーキットでこのような犬猫の保護を啓発するイベントが開催されるのはもちろん、保健所や動物愛護センターで犬猫が殺処分されている社会問題をモータースポーツを通じて改善に取り組む試みは日本では初めてなのだとか。
会場で披露されるレーシングカーは「Spr Racing Project犬猫の殺処分0号」。
犬猫の殺処分ゼロをデザインコンセプトにしていて、保護猫&保護犬のイラストをラッピングしたオリジナル仕様になっています。
上から見ると犬猫や肉球が♪
見た目のインパクトは抜群
走っている姿を見てみたいニャ
初日のメインレース「富士チャンピオンレース」には、レーシングドライバーで同団体メンバーの眞田拓海(さなだたくみ)氏がこの殺処分0号に乗ってに参戦。2日目にも女性ドライバーで競う「競争女子選手権」に同団体メンバーが参戦する予定で、イベント広場脇の駐車場にて車両展示も行われます。
またイベント2日目となる6月17日には、5つの動物保護団体と共同で保護された猫と犬との触れ合い体験会や、新しい飼い主さんを探す譲渡会を駐車場スペースで開催。新しい家族に引き取られて幸せに暮らしている犬猫たちも応援に駆け付ける予定となっています。
さらに会場では、犬猫をデザインした可愛らしいトートバックやタオルなどチャリティーグッズの販売も行われ、グッズ販売の収益は動物保護団体の活動資金に充てられます。
チャリティーグッズの一例
この催しは日本を代表するトップドライバーたちが参戦する富士スピードウェイのビッグイベント「ザ・ワンメイクレース祭り 2018富士」の一環として行われるため、参加には同イベントの入場料(16日 1,000円/17日 2,000円)が必要。
※中学生以下、小山町・御殿場市・裾野市に在住・在学・勤務者入場無料
2日間かけて5つのカテゴリーで11のレースが開催されるほか、日曜日のパドックエリアではドライバートークショーや働く車体験、スーパーカー同乗、キッズバギー、キッズカートなどの企画も予定されています。
今回殺処分ゼロの呼びかけを企画をしたボランティア団体によると、今後も「殺処分ゼロ号」は富士スピードウェイのレースに定期参戦するほか、全国のサーキットにも参戦して犬猫の保護活動について広くPRしていく予定だとしています。
画像提供:(C) Spr Racing Project犬猫の殺処分0《ZERO》