飼い主さんが亡くなったら、猫を預かって新しい家族を探してくれる「猫生たすけあい制度」月額480円で加入可能に

猫に限らずペットの飼い主には、その動物が命を終えるまで適切に飼養する「終生飼養」の責任があることが法律で定められています。

毛布に寝そべる飼い猫のイメージ写真
飼い主さんの義務なのニャ

もし財政的な理由や健康問題などによって、どうしても猫が飼えなくなってしまった場合はもちろん、たとえ飼い主が先に亡くなってしまった場合でも、猫が安全に安心して暮らせる環境を用意してあげることが飼い主の努め。

しかし、現実には飼育放棄をされて屋外に放たれ、野良猫として路上で生活することを余儀なくされる猫や、飼い主を亡くして保健所に持ち込まれ殺処分されてしまう猫が、まだまだ数多く存在しています。

そんな中、全国で保護猫カフェを展開しているネコリパブリックが、万が一のときに新しい家族を探してくれる「安心ねこ生活 猫生たすけあい制度」のリニューアルを発表しました。

飼い猫の面倒を見れなくなった時に新しい家族を探してくれる「安心ねこ生活 猫生たすけあい制度」ネコリパブリック
日本全国で参加可能な制度

この制度は、毎月一定の金額をネコリパブリックに寄付することで、飼い主に万が一のことがあって猫を飼えなくなった場合は、ネコリパブリックが代わりに猫を預かり、責任を持って新しい家族を探してくれるという仕組み。

自身の年齢のことを考えて猫と暮らすことを諦めている高齢者の人や、保証人がいないことを理由に保護猫を飼えない一人暮らしの人などに対して、猫と生活をする機会を作り出しています。

猫の飼育が困難になったときも責任を持って新しい家族を探してくれる「安心ねこ生活 猫生たすけあい制度」ネコリパブリック
預かり先はネコリパ運営の保護猫シェルター

今回のリニューアルによって、従来は月額1,500円だった保証金が、480円へと大幅に減額(ネコリパ卒業猫以外は入会金 25,000円が必要)。「完全室内飼いであること」「不妊手術済みの猫であること」「最低1年間は継続寄付を行うこと」などの加入条件を満たす必要がありますが、年金暮らしの人や若い人でも気軽に入れる料金設定へと変更されています。

また、入会者にもしものことがあった時だけではなく、飼い主が短期入院する時に愛猫を預かってもらったり、猫の飼育についての相談を365日対応してもらうことも可能。

従来は入会時に必要であった「ワクチン証明書」「ウィルス検査証明書」「血液検査結果」など証明書の提出要件がすべて撤廃され、これらの検査はネコリパブリックが代わりに実施するなど、入会するためのハードルが大幅に低減されています。

飼い猫の情報を別の人に引き継げる「ねこHELP手帳」
猫の引き継ぎをしやすくする手帳も付属

ネコリパブリックによると、今回「猫生たすけあい制度」をリニューアルしたことにより、人生の最期まで猫と一緒に暮らしたい人や、自分に何かあった時に備えて愛する猫の幸せを確約しておきたい人、保護猫活動をサポートして幸せな猫を増やしたい人など、たくさんの人々に加入してもらうことで、助けられる猫の数を増やすことができるほか、同社にとっても施設を建てたりより手厚いサポートができるようになり、さらに持続的な保護猫活動が可能になるとしています。

<参考>
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(C) neco-republic

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