人気ねこYouTuber「つむチャンネル」の猫たちと楽しく学べる書籍『にゃんこ ことわざ・慣用句』が登場
ことわざや慣用句を覚えると、より豊かな表現ができるようになり、相手とのコミュニケーションを円滑にすることができるほか、認知機能や記憶力の向上にもつながると期待されることから、高齢者向けの脳トレにも取り入れられています。
しかし、ことわざや慣用句の中には、古風な言葉を使っていて意味が分かりづらかったり、単語のままとは異なる意味を持っていたりすることもあって、なかなか覚えられない…といった人も少なくないのでは。
そんなとっつきにくい言葉を、可愛いネコの写真を交えながら学べるのが『にゃんこ ことわざ・慣用句』という書籍。
本書はことわざや慣用句が持つ意味を、かわいい猫の写真で表現しているため、言葉の意味がイメージとして頭にすっと入ってきやすいのが特徴。
例えば「口は災いのもと」の解説ページでは猫がしゃべろうとしているもう一匹の猫の口を塞いでいる姿が、「親の心子知らず」の解説ページでは外に行きたがる仔猫を抱きかかえて止める親猫の姿が掲載されていて、どんな意味の言葉なのか直感的に分かりやすい構成になっています。
ことわざや慣用句の意味は文字でも丁寧に解説されているので、言葉の意味を正確に理解することが可能。「どんな意味だったかな?」と思い出そうとした時に、まず猫の写真がイメージで頭に浮かべば、そこから言葉の意味へと繋がりを探ることができるので、記憶を再生しやすいのも写真を使った学習法ならではのメリットです。
特にネコ好きな人にとっては、可愛い猫の写真を覚えるのはお手のもの。写真集を眺めるようにことわざや慣用句を覚えられるほか、猫たちのどんな仕草がどんなことわざに変換されているのか、自分好みの「猫×言葉」の組み合わせを探してみるのも、本書の楽しみ方のひとつです。
収録されているのは小学生で覚えたい「ことわざ・慣用句」で、全部で300種類以上もあり、1〜3章にわたってジャンルごとに掲載。
1章:気持ち・言動を表すことわざ・慣用句
2章:様子・状況・結果を表すことわざ・慣用句
3章:暮らしの知恵を表すことわざ・慣用句
このほか特集コーナーでは、「猫」という言葉を含むことわざや慣用句をはじめ、体の部位がつくことわざ・慣用句、さらには食べ物に関することわざ・慣用句なども紹介。コラムではことわざ・慣用句の成り立ちや、動物のことわざが多い理由などについても解説されています。
本書に登場する猫ちゃんは、20万人以上の登録者を抱えるYouTubeチャンネル「つむチャンネル」の猫たち。まんまる猫のスコティッシュフォールド「つむ」と、その子供たちである「むぎ」「マロ」の日常を紹介する人気チャンネルで、視聴者の心を捉えて離さない個性溢れる愛らしい仕草は、子供向けの学習書にぴったり。
すべての漢字にはふりがなが振られているので、子供への読み聞かせや学びに使えるのはもちろん、ユーモアたっぷりの猫写真を親子でワイワイしながら眺めてみるのも楽しそうです。
監修は、朝日カルチャーセンターやNHK学園などの講座に登壇し、 NHK Eテレ「Rの法則」「ニューベンゼミ」に国語の専門家として出演している国語講師の吉田裕子(よしだ ゆうこ)氏が担当。可愛い猫たちの姿に癒やされながら、日本語の豊かな表現力を学べる一冊となっています。
<参考>
・猫の写真を眺めて賢くなれる!?含蓄のある言葉が頭にスッと入ってくる『にゃんこ四字熟語辞典』
・猫との交流を通して同意や尊重を学べる、フランスの作家による絵本『にゃっ!』邦訳版が登場
・ねこマンガを読むだけで英語がスーッと頭に入ってくる!猫キャラ「しろねこトーフ」が英会話本に
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