猫の殺処分ゼロを目指し、どうぶつ基金×三重県による取り組みが継続中

三重県による、飼い主のいない猫の殺処分を減らす取り組みが注目を集めています。

ケージに入った猫

近年、動物愛護法の改正によって、猫を飼えなくなった飼い主が自治体に引取りを求めた場合、終生飼養の責務に照らし合わせて相当する理由がなければ、自治体側は引き取りを拒否できるようになりました。そして、保健所や動物愛護センターが猫の引き取りを拒否をするケースが増えていると言われています。

しかし単に引き取りを拒否するだけでは猫の飼育放棄や遺棄につながってしまい、捨てられた猫が野良猫となり自然繁殖することで、住民からの苦情が増えたり将来の殺処分の温床を残すことになってしまいます。

そんな中、三重県では「県」と「どうぶつ基金(公益社団法人)」による協働体制を構築。

「三重県」と「どうぶつ基金(公益社団法人)」が殺処分ゼロに向けて協働体制を構築

動物愛護センターに野良猫の苦情や通報があった場合は、職員やボランティアの人が猫を捕獲しに行き、動物愛護センターにて無料で「TNR」による不妊手術を行ってから元の場所に戻す取り組みを行っており、殺処分ゼロを達成するための切り札として注目されています。


「TNR」とは、野良猫を捕獲し=Trap、避妊去勢手術をし=Neuter、元の場所に戻す=Return、の頭文字を取った総称で、野良猫の自然繁殖を防ぎながら発情期の鳴き声や糞尿臭を激減させ、野良猫を取り巻く問題を根本から解決しようとする試みのこと。

TNR活動のイメージ

公益財団法人である「どうぶつ基金」は、行政による猫の殺処分ゼロを目指して1988年から毎年、全国数千匹の野良猫に無料で不妊手術を施して個体数が増えないようにする取り組み「さくらねこTNR」を行っており、これまで53,000匹の野良猫に無料でTNR不妊手術を実施。

公益財団法人「どうぶつ基金」

三重県とは2014年から連携を始め、今年も三重県動物愛護推進センター「あすまいる」にて4度無料でTNR不妊手術を行ってきました。

TNRによる猫の不妊手術の様子

来週12月19日(火)からの2日間も同施設にて、獣医師、ボランティア獣医師、地域住民、ボランティアの人々などと連携し、飼い主のいない猫へTNR不妊手術が実施される予定となっており、各メディアに本取り組みについての取材を呼びかけています。

日程:2017年12月19日(火)、20日(水)
時間:9:00〜17:00
場所:三重県動物愛護推進センター「あすまいる」
  :三重県津市森町2438-2
TEL:059-253-1238

TNRを実施する予定の地域と猫は事前に決められ、県内にいる飼い主のいない猫・約130匹に以下の施術が無料で行われる予定となっています。

<施術内容>
・不妊・去勢手術
・さくら耳カット
・三種混合ワクチン接種
・ノミ・ダニ・回虫の駆除
・目薬、補液

参考:大阪キタの商店街を「さくらねこ」が3年間ジャックするニャ
出典:prtimes.jp