猫も人も食べられる「ねこ飯」の制作秘話を大公開!劇場版『ねこ物件』のスペシャルインタビュー
8月5日(金)に上映予定の『劇場版 ねこ物件』から、作中に登場する「ねこ飯」を手掛けたフードスタイリストの舞台裏インタビューが公開されました。
同作は猫がいるシェアハウスを舞台に、夢を追う同居人の人生模様と、猫を通じた人との繋がり方や新しい家族の形を描いたテレビドラマ『ねこ物件』の続編ともいえる映画版。主人公が幼い頃に離ればなれになった弟の存在を想い出し、探し出す過程で、猫付きシェアハウスを始めた本当の理由が明らかになる――というストーリー。
ドラマ版「ねこ物件」では、主人公の二星優斗(古川雄輝)が作る猫も人間も食べられる「ねこ飯」や、食卓に並んだ住人たちのご飯も美味しそうと視聴者の間で話題になりましたが、これらを生み出したのはフードスタイリストの松井あゆこさん。
猫と人間が共に食べることが出来る食事で撮影したい、と監督から直接依頼があったのだそうで、松井さんは「率直にすてきな考え方だなぁと思いました。一緒に暮らすねこ達の体調や栄養を考えるなら、添加物など気にせず安心安全な食事をして欲しい。離乳食のように同じものを食べられる状態で手作りしても良いのでは?と思うのは飼い主(親)としての自然な考え方ですよね。」と当時を振り返って回想。
また、撮影前の準備をする中で参考にしたのが「長生き猫ごはん」(林美彩 著)という書籍。
「著者の『毎日の食事で身体は作られる』という考え方は、生きていく上でとても大切な事だと思います。人によって「ねこは肉食だから野菜は…」と言う方もいると思いますが、食材をきちんと調理して食べやすい状態にすれば、ビタミンや食物繊維などの栄養も摂取できると思い、参考にさせていただきました。」と明かしたうえで、「キャットコーディネーターさんに好きな食材や食べ方を教えてもらいながら、料理によっては鶏出汁などを使いゼラチン状にして食べやすくしたり、本番前に少し温めて香りを出したりしました。一番気をつけたのはやはり塩分ですね」と、ネコのために工夫した点についても解説。
料理のジャンルについては、主人公・優斗の家族が祖父・幸三、猫のクロ&チャーという構成だったことから、「優斗さんはおじいちゃんと一緒に暮らしていたので和食が好きかな? ねこ達が食べられる食材で旬の食材は何かな?」などと思いを巡らせながらメニューを考案。
作り上げた「ねこ飯」に対する猫やキャストらの反応について問われると、「最初の頃は人見知りでなかなか食べなかったねこ達でしたが、少しずつ慣れてきて食べるようになると、『あれ?食べすぎかも…』と心配になるくらい食べてくれました。キャストの皆さんは料理の質問などたくさん声をかけてくださり、特に古川さんは猫ごはんについて詳しかったので、楽しくも緊張感のある時間でした」と猫にもキャストにも大好評だった様子。
映画『劇場版 ねこ物件』では、インスタ映えする「ねこ飯」がところどころに出てくるのも、見どころのひとつです。
最後に誰でも作れるおススメの1品を松井さんに聞いてみると、「ねこ達にも個性があり好きな食材が違うようです。豚肉や鶏肉、鮭、白身魚など少しづつ試して、まずは好みを見つけてあげられたら良いと思います。作品の中では生鮭や鶏ひき肉を薄めのだし汁で煮て、柔らかく茹でた白菜やにんじんなどを刻んで、混ぜたものをよく食べてくれました。」と、猫を飼っている人には手作りご飯の参考になる情報についても語っています。
また、『劇場版 ねこ物件』からはインタビュー記事と共に、新たに完成した予告編映像と場面写真も公開。
かつてシェアハウスの入居者だった、修・毅・丈・ファンの4人が再び二星ハイツに集合するシーンや、優斗が弟を探すために「このハイツを全国に広めたい」と提案するシーンなどが収録されています。
映像の中で「ねこと過ごした時間は、決して無駄にはなりません」と語る優斗は、弟を見つけることが出来るのか?
優斗に猫付きシェアハウスを提案し、支えてきた有美の「聞く方も苦しいと思います。でも話す方も苦しいです」という言葉の事実とは?
ハートフルストーリーを描いた『劇場版 ねこ物件』は、8月5日(金)より新宿ピカデリーほか全国で公開される予定となっています。
<参考>
・スーパーの食材で手作りできる!ベストセラー獣医師が考案したネコ用ご飯のレシピ本が登場
・劇場版「にゃん旅鉄道」猫の声役に上坂すみれ・榎木淳弥らを起用!出演者インタビュー記事も公開
・アイスクリームのテレビCMにピンク色の巨大な猫が登場!モデル&女優の岡崎紗絵さんも出演
2022年8月5日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
(C)2022「ねこ物件」製作委員会