伝説のネコ画家の魅力とは?映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』主演俳優のインタビュー公開
ネコを描き続けた画家の数奇な人生を、実話に基づいて描いたイギリス映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』。日本では12月に上映が予定されていますが、このたび主演俳優がルイス・ウェインの魅力について語る映像が本日公開されました。
ルイス・ウェイン(Louis Wain)は、19世紀末から20世紀にかけてイギリスで一世を風靡したイラストレーター。
もともとはフリーの画家として動物画や風景画を描いていたものの、ある出来事をきっかけに猫の絵ばかりを描くようになり、20代の後半からは擬人化された猫の作品を制作。その作風は大きなくりっとした目や、二足歩行をするなど人間のように振る舞う姿が特徴的で、新聞や雑誌、絵本、ポストカードなどさまざまな場所で掲載され、ヴィクトリア朝時代に流行を生み出すほどの爆発的な人気を獲得。
その作品は国内外に大きな影響を与え、日本の文豪・夏目漱石の名作「吾輩は猫である」に登場する絵葉書の原作者であるとも言われています。
本日解禁されたのは、主演のベネディクト・カンバーバッチが、主人公ルイス・ウェインについて語るインタビュー映像。「ルイス・ウェインは素晴らしい僕のヒーローだ」と振り返るシーンから始まります。
ネコの絵を猛然と描き続けて大成功を手にしながら、次第に精神が不安定となり奇行が目立つようにもなったルイス。その人生についてカンバーバッチは、「とても保守的な時代に、他人と違うことに苦しんだ」と思いやる一方、「幸運なことに妻となるエミリーと出会い、猫と友達になれた」とも述べています。
また、世の中を魅了したルイス・ウェインの絵については、「彼が描くネコは他とは何かが違った。彼がネコの魅力を捉えていたからだ。」と鋭く指摘。
愛・生活・娯楽・笑いをテーマに描いた滑稽で風変わりなネコの魅力は、私たち人間に共通する特徴でもあり、彼の作品によってネコがペットとして意識されるようになっただけでなく、人間の行動を照らし出すための存在にまで押し上げたと、その影響力の大きさについて語っています。
映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』は、2022年12月1日(木)より全国で公開予定。映画の公式Twitterでは、ネコにちなんで毎月22日(にゃんにゃんの日)にプレゼントキャンペーンも行われています。
<参考>
・ネコを描き続けたイギリスの画家「ルイス・ウェイン」の人生を映画化!主役の猫は3匹交代で熱演ニャ
・猫コレクションも収録!藤田嗣治の作品だけを集めた美術館、約180点の所蔵品を網羅した書籍を刊行
・猫の性格や特徴を元に擬人化してくれる!画家のアトリエを兼ねた絵画オーダー店「3軒のねこと庭」
12月1日(木)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
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