愛猫家の大島依提亜がデザイン、伝説のネコ画家「ルイス・ウェイン」の映画ポスタービジュアルを初公開
伝説のネコ画家の数奇な人生を、実話に基づいて描いたイギリス映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』の新しいポスタービジュアルが本日公開されました。
ルイス・ウェイン(Louis Wain)は、19世紀末から20世紀にかけてイギリスで一世を風靡したイラストレーター。
当時はネズミの駆除役として飼われたり不吉な存在として恐れられていた「猫」の魅力をいち早く発見し、擬人化した絵を精力的に描く「ネコ画家」として爆発的な人気を獲得。日本の文豪・夏目漱石の名作「吾輩は猫である」に登場する絵葉書の原作者であるとも言われています。
映画の公開まで2ヶ月を切る中、新たに2種類のポスタービジュアルが解禁。
一つはイギリス本国で使用されたデザインを再構築したというメインビジュアル。ベネディクト・カンバーバッチ演じるルイス・ウェインとクレア・フォイ演じる妻エミリーが、愛ネコ・ピーターを抱き、寄り添っている仲睦まじい姿が中央に描かれています。
幸せな日々を送る”3人”の横には、「君とネコとの思い出が、永遠に僕を守ってくれる。」という、ルイス・ウェインの人生を象徴するコピーが添えられていて、邦題のメインビジュアルにぴったりなデザインとなっています。
もう一つは、ルイス・ウェインが描いたたくさんのネコ(通称:ルイス・ウェイン・キャット)が、画面いっぱいに溢れたネコビジュアル。
つぶらな瞳の擬人化されたネコたちが、優雅にお茶を飲んだり、葉巻を吸ったり、おもちゃで遊んだり、椅子に腰かけたりしている姿は賑やかで愛嬌たっぷり。ルイス・ウェインが描くネコの魅力に溢れた可愛らしいビジュアルとなっています。
デザインを手掛けたのは、グラフィックデザイナーの大島依提亜(おおしま・いであ)さん。大島さんは映画『アメリカン・アニマルズ』『ミッドサマー』『パターソン』『万引き家族』など、これまでに数多くの映画ポスターやパンフレットを手がけてきた一方、プライベートでは20年にわたって先代猫(ひゃっこ)と暮らし、現在も2匹の猫(ジッコ&ニコ)を飼っている愛猫家。
そんな猫愛あふれる作家によって作られた2つのビジュアルは、それぞれB5チラシとして、上映予定の映画館を中心に順次配布される予定となっています。
【映画ストーリー】
イギリスの上流階級に生まれたルイス・ウェイン(ベネディクト・カンバーバッチ)は父亡きあと、一家を支えるためにロンドンニュース紙でイラストレーターとして活躍する。やがて、妹の家庭教師エミリー(クレア・フォイ)と恋に落ちたルイスは、身分違いだと大反対する周囲の声を押し切り結婚するが、まもなくエミリーは末期ガンを宣告される。そんな中、庭に迷い込んだ子猫にピーターと名付け、エミリーのために彼の絵を描き始めるルイス。深い絆で結ばれた“3人”は、残された一日一日を慈しむように大切に過ごしてゆくが、ついにエミリーがこの世を去る日が訪れる。ルイスはピーターを心の友とし、ネコの絵を猛然と描き続け大成功を手にする。そして、「どんなに悲しくても描き続けて」というエミリーの言葉の本当の意味を知る──。 公式サイトより
<参考>
・ネコを描き続けたイギリスの画家「ルイス・ウェイン」の人生を映画化!主役の猫は3匹交代で熱演ニャ
・超リアルな猫を塗って楽しめる!SNSでバズった色鉛筆画家・音海はるの『ねこぬりえ』BOOKが登場
・猫コレクションも収録!藤田嗣治の作品だけを集めた美術館、約180点の所蔵品を網羅した書籍を刊行
12月1日(木)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
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