超リアルな猫を塗って楽しめる!SNSでバズった色鉛筆画家・音海はるの『ねこぬりえ』BOOKが登場

色鉛筆で描く猫のイラストがリアルすぎると話題のアーティスト、音海はる (オトミ ハル)さんのぬりえブックが刊行されました。

色鉛筆で描く超リアルな猫のぬりえ本『音海はるの「ねこぬりえ」BOOK』表紙イメージ
表紙イメージ

山形県出身の音海さんは、高校2年生のときに友人の影響で色鉛筆画を始めたのを機に、独学でその腕を磨いてきた色鉛筆画家。

色鉛筆で命を吹き込むイメージのまま描く楽しさに魅了され、これまでに猫をはじめとする多くの動物作品を発表。現在は美術系の大学に通う傍ら、書籍への寄稿や個展を開催するなど、ジャンルを問わず幅広く活動を行っています。

そんな音海さんの作品が一躍有名になったのは、2020年にSNSで投稿した猫のイラスト。

色鉛筆だけで精緻に描いた猫の絵が「まるで写真みたい!」と大きな話題になり、16万を超える「いいね」を獲得。その時の投稿が編集者の目に留まったのをきっかけに、書籍化されることになったのが『音海はるの「ねこぬりえ」BOOK』です。

本書は著者が描いた写真そっくりのお手本を見ながら、下絵に色を塗っていくのを楽しめる「ぬりえBOOK」で、完成までの各工程を順番に紹介。

写真よりもあたたかい表情や、今にも瞬きしそうな瞳、触りたくなるような毛並みの質感など、よりリアルに仕上げるための塗り方やコツを丁寧に解説。マンチカン、メインクーン、ロシアンブルーといった定番の人気猫から、ミヌエットなどの珍しい猫まで、全15の作例とぬりえが収録されています。

色鉛筆で描いた猫のマンチカン by 『音海はるの「ねこぬりえ」BOOK』
「マンチカン」の完成イメージ

色鉛筆で描いた猫のミヌエット by 『音海はるの「ねこぬりえ」BOOK』
「ミヌエット」の完成イメージ

生まれつき右目が見えないという著者の音海さんは、「両目でものを見たことがないのでよくわかりませんが、ハンデを負っている感覚はありません」と、制作に取り組む姿勢は自然体。

その一方で「目を大切にしよう」との思いから、最初に集中して描くパーツが目であり、ほとんどの作品において、下絵を描いたあとで最初に色を入れるのは瞳なのだとか。

そんな音海さんが描く、吸い込まれそうなほど大きい黒目や、ガラスのように透き通った瞳は、本物のネコちゃんそっくり。

使用する画材は色鉛筆のため毎回準備が簡単で、隙間時間に少しずつ塗るなど自分のペースに合わせて進められるのでチャレンジしやすいほか、ファンの人にとっては、リアルな色鉛筆画がどうやって作られていくのかを体験できるのも魅力のひとつです。

本書の刊行に際して、著者の音海はるさんは「色鉛筆という身近な画材にも数多くの表現方法があり、奥深さがあることを伝えたい」と書籍に込めた思いを明かしています。

書名:音海はるの「ねこぬりえ」BOOK
著者:音海はる (オトミハル)
仕様:A4判/64ページ
出版:双葉社
発売:2022年7月27日

<参考>
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