台湾夜市の屋台で目撃!テーブルの上で一匹の猫がスヤスヤと爆睡中→誰も猫の眠りを妨げようとしない優しさ溢れる光景だった

台湾と言えば、活気あふれる屋台街の「夜市」が有名ですが、ペット(犬猫)の数が、15歳以下の子供の数よりも多いという動物好きな国。街中における人と動物との距離感も日本より近いようです。

日本在住のブロガー、チャッキーあゆみさんが台湾の夜市を訪れた時に目撃した光景も、そんな猫フレンドリーな国民性が垣間見える一コマ。

台湾の夜市のテーブルで眠るキジ白猫
何処に猫がいるか分かるかニャ?

アジアン料理を提供しているというこちらのお店。当時、店内はたくさんの人で賑わっていたそうですが、よく見ると奥にあるテーブルの上で、一匹のキジ白猫がゴロンと横たわっているのが見えます。

顔と体をぴたりとテーブルにくっつけたまま、ギュッと目を閉じて眠る姿はとっても気持ちが良さそうで、何か幸せな夢でも見ているような微笑ましい光景です。

台湾の屋台のテーブルで眠る猫
この距離感で食事できるのも、ある意味幸せなこと

その目の前にある椅子には男性が腰掛けていて、テーブルの上に寝ている猫は、明らかに食事の邪魔になりそうな感じ。しかし、店内にいる人々は特に猫を気にすることなく、会話を楽しんでいるように見えます。

この光景を見たチャッキーあゆみさんは、「なんで周りの人は冷静なのかと思いましたが、みんなスヤスヤ寝ている猫ちゃんを、そっとしておいてあげたいと思っているのだろうと察しました。台湾の方々の優しさを感じました。」と来店した時のことを回想。

そう言われてみると、日本のお店に猫が寝ていたのであれば、店員さんにテーブルの上からすぐに降ろされてしまいそう。たとえ店側が容認したとしてもお客さんの視線を浴びたり、場合によっては人だかりができてもおかしくありません。少なくともそっとしておいてもらえる、といった雰囲気ではないような気がしますよね。

とは言え、台湾のこちらのお店ではたくさんの人々が話し込んでいて、とても騒がしそうな場所に見えますが、猫ちゃんは何故わざわざこのような場所を選んでくつろいでいるのでしょうか。

チャッキーあゆみさんに聞いてみると、「とても暑い日だったので、テーブルの素材が冷たくて寝ていたのだと思います。」とのこと。確かに体温調節が苦手な猫にとっては、何処を寝床にするのかは大事なポイント。金属製のような銀色のテーブルはひんやりして気持ちが良さそうです。

それにしても、この猫にとって店内にいるお客さんは、見知らぬ人々であることが多いはず。ここまで警戒心を解いて爆睡できるとは、相当タフな精神の持ち主と言えそうです。誰かの飼い猫なのか、野良猫なのか、はたまた地域猫のような存在なのでしょうか。

「首輪しているようなので飼い猫だと思います。そのお店の猫ちゃんなのか、近隣のお家やお店の猫ちゃんなのかは分かりません。でも台湾のお店では、どこの子なのか、お店の人もよく知らない猫ちゃんやワンちゃんがいるというのは、よくある光景です。」と、チャッキーあゆみさん。

台湾の人は、人間にも動物にもおおらか。困っている人を見ると声をかけるような親切な国民性なのだそうで、動物にも優しいことから、自由気ままに暮らしたい猫にとっては過ごしやすそうな環境ですね。

台湾の夜市のイメージ
台湾の夜市(©はぴねす台湾)

今回、インタビューに答えてくれたチャッキーあゆみさんは、1年に2〜4回ほど台湾を旅行で訪れるという大の台湾好きで、自身でも猫を飼っている愛猫家。

台湾ブロガー「チャッキーあゆみ」さんの愛猫たち
チャッキーあゆみさんの愛猫たち

台湾のどこに魅力を感じているのか聞いてみると「豊かな歴史と文化、自然、グルメ、建築物、魅力を語るとキリがないのですが、1番の魅力は観光をする旅行者を快く受け入れてくれ、安心して楽しめる環境を作ってくれている台湾の人の温かさや懐の広さだと思います。”台湾人”が1番の魅力!」と熱っぽく答えてくれました。

そんなチャッキーあゆみさんは、自身が開設した「はぴねす台湾」というブログで、現地の観光やグルメ、おすすめのお土産など、自身の体験を交えながら台湾の情報を発信しています。

台湾情報サイト「はぴねす台湾」
「はぴねす台湾」

取材協力:チャッキーあゆみ(@pac1m)さん

<参考>
タイの猫島「ピピ島」の魅力とは?旅をしながらシャッターを切り続ける日本人にインタビュー&現地の写真で振り返る
【感動の再会】米国サウスカロライナ州で飼い猫が行方不明になってしまう→10年ぶりに発見されて身元が判明

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