展覧会「浮世絵づくし にゃんとも猫だらけ」尾道市立美術館で開催中
総勢150点を超える猫の浮世絵を展示する「浮世絵づくし にゃんとも猫だらけ」が2018年5月6日まで、広島県の尾道市立美術館で開催されています。
by Wiiii | CC 表示-継承 3.0, Link
猫は古くから私たち日本人にとって身近な存在で、一説によると日本に猫が伝わったのは6世紀の半ば頃と言われており、その後は貴族や武士、庶民などに広く愛され、書物や絵画などの作品にも多く描かれるようになりました。
江戸時代になると歌川国芳をはじめ、歌川広重、歌川国貞、歌川豊国、歌川芳藤、渓斎英泉、月岡芳年など、多くの浮世絵師たちが猫を描くようになり、ありのままの姿を写実的に描いた猫、美人や子供とともに描かれた猫、擬人化された猫、化け猫など、様々な形で表現されるようになります。
本展では、世界に誇る浮世絵コレクションを所蔵する平木浮世絵財団の浮世絵の中から、「猫」が描かれた150点にものぼる作品を美人画、戯画、化け猫などテーマごとに分けて展示。
新たに同財団に収蔵された10点の作品が初めて公開されるほか、展示会の期間は前期と後期に分かれて25点の作品が前後期で入れ替えられるため、複数回訪れても楽しめる展示構成となっています。
また会期中には、本展や猫に関するさまざまなイベントが開催されます。
開催予定のイベント
■ギャラリートーク
日程:2018年3月25日(日)、4月29日(日)
時間:14:00~(40分程度)
講師:同館学芸員
対象:一般
費用:無料(要観覧料)
■おしゃべり鑑賞会
内容:楽しくおしゃべりしながら作品を鑑賞
日程:2018年4月8日(日)、5月5日(土・祝)
時間:14:00~15:00
対象:中学生以下
費用:無料(付き添い1名は無料で入館)
■猫づくりワークショップ
内容:猫モチーフのものづくりワークショップ
日程:2018年4月15日(日)、5月6日(日)
時間:10:00〜11:30
対象:一般
費用:200円(要観覧料)
■フェイスペイントで猫になろう!
内容:本展にあわせて猫のフェイスペイントを実施
日程:2018年4月15日(日)、5月6日(日)
時間:14:00〜15:00
対象:一般
費用:200円(要観覧料)
いずれのイベントも申込は不要となっています。
展示会概要
名称:浮世絵づくし にゃんとも猫だらけ
前期:2018年3月17日(土)~4月8日(日)
後期:2018年4月10日(火)~5月6日(日)
休館:月曜日(祝日は開館)
入館:大人800円/大高生550円/中学生以下無料
※前売りは各200円引、ちゅーピーくらぶ会員と団体(20名以上)は各100円引
※70歳以上または各種手帳の取得者は証明できるものを提示することにより無料
会場:尾道市立美術館
広島県尾道市西土堂町17-19(千光寺公園内)